冬の乾燥と気温は、細菌やウイルスが好む環境であり、感染力が強くなります。また、冬は免疫力が低下しやすいため、感染症が流行しやすい季節です。
元気に冬を乗り切るため、基本的な感染症対策を見直しましょう。
■冬に流行する主な感染症と症状
・インフルエンザ
38℃以上の発熱、のどの痛み、せき、鼻水、頭痛、全身の倦(けん)怠感、関節痛、筋肉痛などの症状がみられます。
・ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎
おう吐、下痢、腹痛などの症状がみられます。一般的に重症化することは少なく数日で軽快しますが、乳幼児や高齢者が感染した場合は、脱水症状を引き起こし重症化することがあります。
・新型コロナウイルス感染症
発熱、のどの痛み、せき、鼻水、倦怠感、筋肉痛などの症状がみられます。
■接触感染・飛沫(ひまつ)感染に注意しましょう
細菌やウイルスは様々な経路から口、鼻、のどに入り込み、体の中に侵入します。日頃から接触感染・飛沫感染に注意しましょう。
○接触感染とは
細菌やウイルスが付着した手で、目や口、鼻に触れることで起こる感染です。人は無意識に顔を触っており、1時間に触る回数は平均23回といわれています。そのうち目や口、鼻などの粘膜に触る回数が約4割を占めており、細菌やウイルスが付着した手で顔を触ることで感染のリスクが高まります。
感染対策:
・家庭内に細菌やウイルスを持ち込まないよう、帰宅後は手洗いをしましょう。
・ドアノブや電気のスイッチ、手すりなど、身の回りをこまめに消毒しましょう。
○飛沫感染とは
感染者のせきやくしゃみなどの飛沫に含まれる細菌やウイルスを吸い込むことで起こる感染です。
感染対策:
・正しくマスクを着用しましょう。
・窓がある室内では毎時2回以上、窓を数分間程度全開にして、十分な換気をしましょう。空気の流れを作るため、二方向の窓を開けると効果的です。
・加湿器の使用や洗濯物を室内に干すなどし、湿度40~60%を目安に適度な保湿をしましょう。
■正しい手の洗い方・マスクの着用方法をおさらいしましょう!
○正しい手の洗い方
手洗いの前に爪を短く切り、時計や指輪は外しましょう。
(1)水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
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(2)手の甲をのばすようにこすります。
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(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
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(4)指の間を洗います。
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(5)親指と手のひらをねじるように洗います。
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(6)手首も忘れずに洗います。
○正しいマスクの着用方法
(1)マスクの上下・表裏を確認し、鼻と口の両方を確実に覆います。
(2)ゴムのひもを耳にかけます。
(3)隙間がないよう鼻まで確実に覆います。
問い合わせ:保健予防課感染症保健担当
【電話】5742-7836【FAX】5742-9158
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