■こんな想(おも)いで活動しています
○子どもたちの成長を見ることが何よりの喜び
主任児童委員・川角百合子さん(荏原第五地区)
Q:主任児童委員としてどんな活動をされていますか?
学校の行事や町会のイベントは欠かさず出席し、日頃から子どもたちと接する機会を作っています。変化に気づくことができるのは、日頃の様子を知っていればこそなんですね。また「その服、かっこいいね」とか、「学校楽しい?」など積極的に声をかけるようにしています。私の顔を覚えてもらい、どんな小さなことでも何かあった時には、話してもらえたらと思っています。
Q:主任児童委員をしていて「よかった」と思うのはどんな時ですか?
挨拶ができなかった子が、大きな声でできるようになったり、こちらの問いかけにきちんと答えられるようになったり。子どもたちの成長を見ることが何よりの喜びですね。
Q:これからの抱負をお聞かせください。
あと2年で退任なのですが、子どもたちとの接点があるかぎり、見守りや声かけは続けていきたいですね。また来年は「オレンジリボンたすきリレー」*に参加し、児童虐待防止事業の一環に貢献したいと思っています。
*子ども虐待防止の象徴である「オレンジリボン」をたすきにしてリレーし、「子ども虐待防止」を呼びかける啓発活動。
○「待ってたよ」「ありがとう」の言葉がうれしくて
民生委員・池上拓馬さん(荏原第四地区)
Q:民生委員としてどんな活動をされていますか?
祖父の代から、地元の商店街で米屋を営んでいます。民生委員になって1年。自転車で配達に行くことが多いのですが、地域をまわりながら目を配るようになりました。また、高齢者のお宅への訪問活動では、よい関係を築くことができるよう、会話を楽しむ気持ちで出かけています。仲良くなって信頼関係を育て、困った時にはまず思い出してほしいですね。
Q:民生委員をしていて「よかった」と思うのはどんな時ですか?
お宅に訪問し、お礼を言ってもらった時は本当にうれしかったです。寒い日が続くと閉じこもりがちになってしまい、誰とも話さない日もあるようで、そんな時にお宅にうかがい「待ってたよ」の言葉をいただき、民生委員をお引き受けしてよかったなと思いました。
Q:これからの抱負をお聞かせください。
区に相談するほどのことではないけれど……という、ちょっとした困りごとって誰にでもあると思うんです。そうした相談にのれるのが民生委員ですので、気軽に声をかけていただける存在になりたいですね。
○ご近所同士で支え合える地域づくりのために
民生委員・片山享子さん(大井第三地区)
Q:民生委員としてどんな活動をされていますか?
フルタイムで仕事をしているものですから、休日を使って高齢者のお宅を訪問しています。お話をすることがストレスの解消になるのでしょう。ご自分の半生を語り始める方もいらっしゃいます。また、「あれっ?」と思う方には、声をかけるようにしています。先日は出勤途中に季節外れの服装をしている高齢の男性がいらしたので、「駅までの道を教えていただけませんか?」と声をかけてみました。すると、明快な答えが返ってきたので「大丈夫!」と思い、安心して出勤しました。
Q:民生委員をしていて「よかった」と思うのはどんな時ですか?
お役に立てているのだなあ、ということを実感した時です。先日、屋根の修理の契約書にサインをしてしまった方がいらっしゃいました。詐欺を疑い、すぐに息子さんにご連絡し対応したことで、クーリングオフをすることができました。
Q:これからの抱負をお聞かせください。
私が住んでいる地域は町会の連携が素晴らしく、みんなでまちを見守ろうという取り組みが進んでいます。ご近所同士で支え合える地域づくりのために、少しでもお役に立てればと思います。
※川角百合子さんの「角」、片山享子さんの「片」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
■橋のライトアップで民生委員・児童委員の活動をPR〔5/12(日)~18(土)〕
5月12日は「民生委員・児童委員の日」です。活動強化週間にあわせて、区内の橋を民生委員・児童委員のマークのカラーである緑色と白色でライトアップします(詳しくは本紙をご参照ください)。
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