シリーズ認知症 豆知識(3)

10／33

ID：1002927
認知症は65歳以上の5人に1人がかかる可能性のある脳の病気です。市は、認知症があってもなくても地域で安心して暮らしていけるよう、さまざまな支援をしています。このシリーズでは、認知症を他人ごとではなく自分ごととして考えていくための豆知識をご紹介します。

■軽度認知障害(MCI…Mild Cognitive Impairment)とは?
軽度認知障害(MCI)は、「認知症」と完全に診断される一歩手前の状態です。放っておくと認知症に進行しますが、適切な予防をすることで健常な状態に戻る可能性があります。
記憶力に軽度の低下がみられる場合が多く認められます。ただ、日常生活(家事や移動、買い物、金銭管理など)には支障が出ていない場合が多く、今後必ず認知機能が低下するというわけではありません。
MCIは、1年で約5～15%の人が認知症に移行する一方で、16～41%の人は健常な状態になることが分かっています。認知症予防(維持・回復)には、人との交流や会話、運動習慣・食生活の見直し、快い刺激で笑顔になることが重要です。

◇ご利用ください!「もの忘れ相談」
ID：1002930
65歳以上で、認知症の診断を受けたことがない方は、無料で医師に相談することができます。以前と比べて物忘れが多いと感じる場合や、家族や周りの人から物忘れを指摘されることが多くなった方におすすめです。
指定の医療機関で、認知症の簡易検査と医師の問診、必要な場合は専門医療機関を紹介します。

問い合わせ：高齢支援課
【電話】338-6846