大島の自然や文化、身近な魅力に迫ります。
■国立公園編入☆祝60年☆
伊豆大島は、伊豆諸島の1つとして昭和30年に伊豆七島国定公園に指定され、その後昭和39年7月に「富士箱根伊豆国立公園」に編入されました。国立公園とは、「我が国の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地」であり、世界にも類のない美しい自然を日本の宝として未来に引き継ぐ役割を担っています(写真1)。そのために、特別な自然の風景を守りながら、上手に利用できるよう取り組みを進めています。
国立公園は、守るべき自然の姿によって保護規制が異なります。伊豆大島では、山頂カルデラ内の地球の営みを感じる噴火口や噴火年代の異なる溶岩、原始的自然景観が広がる裏砂漠等が、特に優れた自然景観として、「特別保護地区」に指定されています(写真2)。ここでは、溶岩や動植物の採取、車両の使用を制限することであるがままの姿を維持し、その美しく豊かな自然を長く楽しめるよう配慮されています。
大島が「富士箱根伊豆国立公園」に編入されて、今年で60年を迎えます。この地域に暮らす私たちは、伊豆大島火山が生み出すダイナミックな景観や育まれてきた独自の生態系の価値を改めて認識し、上手に利用しながら未来に繋いでいきたいですね。
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕
・適切な保護と利用の考え方は、ジオパークの理念とも似ているね!
・この素晴らしい景色を守り、たくさんの人に楽しんでもらいたいな~!
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