SDGs未来都市になった東村山市が、これからどのようにSDGs(Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)に取り組んでいくのか、SDGsキッズアンバサダーであるこどもたちの視点でインタビューを行いました。
■SDGsキッズアンバサダーとは?
SDGsキッズアンバサダーは、市のSDGsパートナーである結企画工房株式会社と連携した取り組みで、子どもたちがSDGsの理念・知識を多くの人に伝え、行動・実践を促し続ける持続可能な社会の担い手となることを支援する取り組みです。
○氏家 悠晴(うじけゆうせい)さん
市の二酸化炭素の排出量が減少しています。今後、市とキッズアンバサダーが一緒にできることは何だと思いますか?
市長:市では、家庭の電気を再生可能エネルギー由来の電力に切り替えたり、省エネ家電に買い替えた際に、デジタル地域ポイントの「アインPay」を付与して市内で買い物をしてもらう、環境にも経済にも良い、一石二鳥のまさにSDGsらしい取り組みを進めています。皆さんにもできることとしては、まずは小まめに電気を消してもらうのが一番で、使っていない部屋の電気を消すところから始めてもらえればと思います。
※省エネ家電買い替え支援事業については、予算の上限に達したため、終了しました。
○足立 汐那(あだちきよな)さん
私はSDGsとは何か、なぜ取り組むべきなのかについて学びましたが、市ではSDGsに興味がない市民に対してはどのようにSDGsを伝えていきますか?
市長:継続してさまざまな取り組みにより気づきや学びの機会を作ることが大切だと考えています。一羽の小さなハチドリが、周りに無駄だと言われながらも燃えている森に一滴ずつ水を運び続けたというお話がありますが、最初は小さな行動でもそれに共感する仲間が増えることで、大きな力に変わっていきます。
SDGsの取り組みも少しずつですが、取り組みの輪を広げていけたらと思っていますし、SDGsキッズアンバサダーの皆さんにも一緒に頑張ってもらえたらと思います。
○山崎 幹太(やまざきかんた)さん
今は教育が選べる時代になっています。そのため、教育の質の差が出ることもあります。「質の高い教育をみんなに」の目標に、東村山市はどのように取り組んでいますか?
市長:東村山市には、全生園というかつて差別の対象となったハンセン病の療養所があり、ハンセン病の正しい理解を通じた人権教育が盛んです。SDGsの理念では、だれ一人取り残さない、多様性や包摂性(文化や価値を受け入れ、調和を図ること)が求められていて、誰もが尊重されることが大前提ですので、全生園という将来に引き継ぐべき歴史を持つ東村山市では、これからも人権教育を大きな柱にしたいと考えています。
問合せ:企画政策課
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