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競泳オリンピアンと語る、水に親しみ、スポーツを楽しむ2024年。(1)

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東京都渋谷区

―新春鼎談(ていだん) プールを活用し、誰もが気軽に体を動かせる渋谷区へ。―

■しぶや区ニュース×渋谷のラジオ 渋谷のラジオで出張インタビュー
2024年新春。競泳オリンピックメダリストの松田丈志さんと萩野公介さんを迎え、水泳をはじめとするスポーツの可能性と多様性について語り合いました。

・競泳オリンピックメダリスト・JOCアスリート委員会委員長 松田丈志(まつだたけし)さん
「渋谷のスイマーたちとの接点をもっと増やして上達をサポートしたいです。」
昭和59年生まれ。4歳で水泳を始め、長きにわたり競泳日本代表として活躍。五輪ではアテネ2004大会からリオ2016大会まで4大会連続出場し、4つのメダルを獲得。ロンドン2012大会では日本代表チームのキャプテンを務めた。平成28年の国民体育大会(国体)を最後に、競技活動を引退。現在はスポーツの普及・発展に向けた活動を中心に、スポーツジャーナリストとしても活躍している。

・競泳金メダリスト 萩野公介(はぎのこうすけ)さん
「一人一人の個性を尊重し、自分自身も学びながらスポーツの面白さを伝えていきたいです。」
平成6年生まれ。生後6か月から水泳を始め、小中学校時代から数々の新記録を樹立。五輪では17歳でロンドン2012大会に初出場し、400m個人メドレーで銅メダルを獲得。リオ2016大会では金メダルを含む3つのメダルを獲得した。東京2020大会をもって現役を引退し、現在は日本体育大学大学院で学びながら、テレビやラジオ、講演会への出演を主な活動としている。

・渋谷区長 長谷部健(はせべけん)
「スポーツを渋谷の文化として根付かせ、エンターテインメント性を持って盛り上げていきたいと思います。」

長谷部:あけましておめでとうございます。
松田・萩野:あけましておめでとうございます。

長谷部:2023年はお二人にとってどのような1年でしたか?
松田:コロナ禍を経て、さまざまなスポーツイベントが戻ってきた「リスタート」の1年でした。
萩野:まさにそうですね。私は2021年に引退し、現在は大学院に通っているのですが、2023年は学校生活をはじめ、さまざまなことが動き出し、初めての経験もたくさんありました。

長谷部:区のイベントもほぼ通常に戻り、街がアクティブになってきたと感じられた1年でした。松田さん、萩野さんには区のイベントにもご参加いただき、渋谷のスポーツを大いに盛り上げていただきました。今年も引き続き、よろしくお願いいたします。

◇松田さんと萩野さんはともにオリンピックメダリストであり、リオ2016大会で銅メダルを獲得した4×200mフリーリレーのチームメートでもあります。
長谷部:「(松田)丈志さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」という名言も生まれ、見ているこちらにもチームワークの良さが伝わってくる感動のリレーでした。当時を振り返って印象に残っていることはありますか?

萩野:リレーの予選の時、決勝進出のために松田さんが全力で泳がざるを得ない状況になってしまったんです。アンカーの松田さんが、タッチした直後に「自分はもう(全力を出し切ったから)タイムはこれ以上は上がらない。みんなでその分、決勝ではあと2秒縮めてほしい。そうしたらメダルだ!」と力強くおっしゃったことが、とても印象に残っています。4度目のオリンピックで、前大会のキャプテンも務めた松田さんは戦い方を熟知していて、指示が的確で素晴らしかったです。チーム一丸となって、松田さんとともにメダルを獲得できたことは今でも思い出深いです。

松田:リオ2016大会のキャプテンは萩野さんで、私はサポートする立場でしたが、互いに信頼して本音を言い合える関係性でしたし、個人でも金メダルを狙っていた萩野さんがリレーにも全力でコミットしてくれたことが結果に結び付いたと思います。オリンピック初出場の選手をみんなでフォローし合うなど、チームワークはとても良かったですね。

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