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自治体の皆さまへ

渋谷のスポーツを支えるスポーツボランティア。(1)

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東京都渋谷区

―アスリートの力が最大限に発揮される環境をつくる。―

■しぶや区ニュース×渋谷のラジオ 渋谷のラジオで出張インタビュー
渋谷区で行われるスポーツの大会やイベントをサポートするスポーツボランティアの皆さんに、普段の活動や心に残っているエピソードなどについて伺いました。

・渋谷区スポーツボランティア 大久保眞佐子(おおくぼまさこ)さん
「スポーツボランティアは大会やイベントごとに募集があるため、自分のスケジュールに合わせて参加できます。」

・渋谷区スポーツボランティア 金井(かない)ナオミさん
「スポーツボランティアの活動では、ボランティア同士のコミュニケーションも大きな魅力です。」

・渋谷区スポーツボランティア 山本直秀(やまもとなおひで)さん
「障がいの有無を問わず、大会やイベントの参加者全員がアスリートだと思います。」

◆アスリートの安全に配慮しながら、一緒に楽しむ気持ちでサポートする
◇皆さんの自己紹介をお願いします。
大久保:大久保眞佐子です。皆さんからは「メガちゃん」と呼ばれています。15年ほど前に、知的障がいのある人を対象とした事業「えびす青年教室」でボランティアを募集していることを知り、様子を見に行ってみたことがボランティア活動の始まりでした。緊張しながらも、楽しく参加できた経験が今のスポーツボランティアの活動につながっています。

金井:金井ナオミです。皆さんからは「ナオミ」と呼ばれています。ボランティア活動に参加したきっかけは、私が50歳の頃に開催された東京マラソンです。当時、体力面が心配で、無事に完走できるだろうかと悩んでいて、まずは大会にボランティアとして参加してみようと思い立ちました。その後、渋谷区がスポーツボランティアを募集していることを知り、応募しました。今では東京マラソン以外のスポーツの大会やイベントのボランティアにも参加しています。

山本:山本直秀です。皆さんからは「やもさん」と呼ばれています。障がいのある親戚を支えるにはどうしたらいいのだろうかと考えていたところ、パラスポーツに出会い、スポーツボランティアという役割を知りました。ボランティア活動では、実際にスタッフがパラスポーツを体験する機会もあるため、その体験を通して学んだことを親戚にも直接教えることができてうれしく思っています。

◇皆さんはニックネームで呼び合っているんですね。
金井:年齢や性別、アスリートやボランティアなどの立場に関係なく、全員が気兼ねなくコミュニケーションを取れるようにしたいという思いから、お互いをニックネームで呼び合っています。スポーツボランティアに参加している人たちは中学生から高齢者までの幅広い年齢層ではありますが、皆さん和気あいあいと活動しています。

◇スポーツボランティアの役割について教えてください。
大久保:地域のスポーツ団体の活動を支えたり、スポーツの大会やイベントが開催される際には、運営業務やアスリートのサポートをしたりすることが主な役割です。大切なのは、アスリートの皆さんが安全かつスムーズにプレーできるようにサポートすることです。例えば、パラスポーツでは、手、足、目など、さまざまな障がいのある人たちが参加するため、それぞれの障がいに合わせたサポートが必要です。そして何よりも、皆さんが楽しくプレーできるように、私たちも一緒に楽しむ気持ちで活動しています。

◇スポーツボランティアとして携わる大会やイベントを教えてください。
金井:渋谷区長杯車いすラグビー大会、渋谷区長杯パラ卓球大会、パラバドミントン国際大会は、スポーツボランティアのほぼ全員が参加しています。そのほか、パラスポーツ体験教室や障がい者ボッチャ教室などのイベントにも参加します。

山本:大会やイベントの対象はパラスポーツに限らず、健常者が参加するものも含まれます。スポーツボランティアとしてこれまで3年ほど活動してきましたが、私が強く実感したことは、障がいの有無を問わず、参加者全員がアスリートだということです。皆さんの実力やパフォーマンスが最大限に引き出されるような環境づくりをいつも心掛けています。

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