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【特集】自主グループでフレイル予防~65歳からの青春(アオハル)(1)

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東京都目黒区

人生100年時代といわれる今、年を重ねてもいきいきと元気でいたいものです。
区は、心身の健康を支援する取り組み「シニアの部活」を実施しています。そこから生まれた自主グループ活動で出会った仲間と、新たな楽しみを見つけ健康的に過ごされているかたがいます。今号ではそんな自主グループ活動を通して、青春の頃のような健康づくり・仲間づくりの活動をされているかたたちを紹介します。

■フレイルって知ってますか?
フレイルとは、病気ではないけれど加齢により筋力や心身が老い衰え、介護が必要になりやすい状態のことをいいます。早いうちに対策することで元の状態に戻る可能性があります。
年を重ねても健康に過ごすためには、フレイルをしっかり予防し対策していくことが重要です。

■少しの心掛けで予防できます
社会参加や身体活動、バランスの良い食事を心掛けることで、フレイルを予防することができます。この対策を3つの柱として、さらにオーラルフレイル予防を加えることで、より大きな効果が期待できます。どの対策も重要ですが、特に社会とのつながりを失うことが、フレイルの入り口になります。


・身体活動…運動
・社会参加…就労や余暇活動、ボランティアなど
・栄養…食事
+
・オーラルフレイル予防…口腔(こうくう)機能

■「人とつながる」がフレイル予防になると実証されています
地域活動に参加しているかたは、抑うつになる可能性が低い傾向にあります。介護予防・健康づくり活動に参加している人は、していない人に比べて、抑うつ傾向である確率が半分程度となっています。
さらに、運動をグループ(組織参加)で週1回以上行っている人は、要介護になる可能性が低くなります。また、運動習慣が週1回未満でもグループで行う方が、週1回以上個人で運動するよりも要介護になる可能性が低いという結果が報告されています。
※4年間のコホートデータを使用。約13,000人を解析した結果

◇地域活動に参加している人は抑うつ傾向の確率が少ない

出典:JAGES2013データ(斎藤民氏の分析)より一部抜粋

「週1回の運動をグループで行うことが一番効果的」


年齢、性別、等価所得、教育年数、婚姻状態、職業、治療疾患、抑うつ、喫煙、飲酒を調整したもの
*は、p<05 出典:金森悟(帝京大学)。運動は1人より仲間とするのがお勧め~運動を週1回以上していても、スポーツ組織へ参加していなければ参加している者と比べ要介護状態になる危険性が1.29倍/JAGES Press Release NO:12-041より

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