在宅避難という言葉を知っていますか。在宅避難とは、災害時、安全が確保される場合に自宅で生活を続けることです。区の世論調査(5年度実施)では、52.1%のかたが知っていると答えています。
災害が起こった時、自宅とその周辺の安全が確認できれば、在宅避難を考えてみましょう。日頃から準備をしておけば、ストレスを感じずに、住み慣れた自宅で過ごすことができます。
今号では区報6月15日号で募集した、区民の皆さんが実践している防災アイデアと、在宅避難について紹介します。
■区民の皆さんに聞いてみました
◆どのような備えをしていますか?
ご回答いただいた中で多くのかたが、水の備蓄に取り組んでいました。一方、防災リュックを用意されていたかたは半数程度でした。
1 水の備蓄…76%
2 熱源・明かりの確保…72%
3 生活用品の備蓄…68%
4 食料の備蓄…64%
4 衛生用品の備蓄…64%
6 家具などの転倒防止…60%
7 防災リュックの用意…52%
8 個別に必要となるもの…48%
9 自宅の補修・強化…28%
◆実践している防災アイデア
※いただいたアイデアを一部変更して紹介します
▽袋に入れた水を冷凍保存
チャック付きの袋に水を入れ、冷凍庫の隙間を埋めています。冷凍効率を高めるだけでなく、停電時も少しの間は保冷剤になり、溶けた後は生活用水に利用できます。
▽棚の取っ手をヘアゴムで固定
食器棚など観音扉の取っ手にヘアゴムをからめ、中の物が飛び出ないよう固定しています。
▽テレビの転倒防止
テレビが転倒しないように耐震マットを敷き、さらに壁などにひもで固定しています。
▽キャリーケースを備蓄庫に
キャリーケースの中に防災グッズを収納しています。保管場所の確保と持ち出しやすさ、どちらにもメリットがあります。
▽キャンプ用品を時々使用
使い方を忘れないよう、キャンプ用のコンロを家でも時々使用しています。
▽ペット用品の備蓄
ペット用の食料、水、トイレも忘れずに備蓄しています。
▽ローリングストック※
毎年決めた日に、賞味期限の近い備蓄した食料を確認して食べて、新たに補充しています。
※普段から少し多めに買い置きをし、古い物から消費して、不足した分を買い足す備蓄方法
▽懐中電灯の用意
家の分かりやすい所に懐中電灯を用意しておき、すぐ手に取れるようにしています。
■いざという時に備えて、区は防災対策を支援しています
◇防災用品のあっせん
区内在住・在勤者、区内事業所・マンション管理組合などを対象に、非常食、簡易トイレ、家具転倒防止器具などの防災用品のあっせんをしています。いざという時、自分や家族の命を守るため、日頃から地震などに備えましょう。申し込み方法など詳細は、区Webをご覧ください。
◇防災行動マニュアル
地震や風水害など災害時の行動についてまとめた防災行動マニュアルを、総合庁舎本館1階区政情報コーナー(9月30日で終了)、防災センターなどで配布するほか、区Webでご覧になれます。
◇めぐろ防災フェスタ
9月8日(日)に防災について楽しく学べるイベントを開催します。詳細は区Webをご覧ください。
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