1月1日に発生した能登半島地震や、8月8日に発生した宮崎県日向灘を震源とした地震など、地震が多発しています。大地震はいつ、どこで起こるか分かりません。いざというときに備えて家庭での対策を進めましょう。
■自宅での備蓄
地震発生直後は人命救助が優先されるため、すぐに救援物資が届かないことがあります。水や食料など生活に必要な物を最低3日分、できれば1週間分備蓄し、自力で乗り切れるようにしましょう。また、災害時には生活用品や医薬品なども不足することが想定されるので、各自で準備をしておきましょう。
◇備蓄品の例
食料品:水(1人当たり1日3リットル)、食料(缶詰やレトルト食品など)
生活用品:カセットコンロ、ごみ袋、常備薬、生理用品、簡易トイレ(※)
※…自宅の便器に「ビニール袋」を被せて「消臭・凝固剤」を入れるだけで簡単に使用できます(目安…7回×人数×7日)。
凝固剤が無い場合は、細かく切った新聞紙でも代用できます。
道具類:ラジオ、LEDライト、乾電池、モバイルバッテリー
感染対策:マスク、ビニール手袋、体温計、消毒液
高齢者向け:おむつ、おしりふき、医薬品
乳幼児向け:おむつ、おしりふき、おやつ、乳幼児用ミルク
ペット用品:ペットフード、移動用ケージ、ペット用トイレ
◇ローリングストックで日頃から備えましょう
日常的に利用できるストック食材(カップ麺やレトルト食品、缶詰など)を多めに購入し、古いものから使い、使った分を補充するローリングストックをしましょう。
買う→備える→食べる
■地震に強い家づくり
地震による死亡やけがの原因で最も多いのは、建物の倒壊や家具の転倒による窒息・圧死であり、能登半島地震では死因の約6割を占めていました。自宅の安全を確認し、災害に備えましょう。
・窓などには、ガラス飛散防止フィルム((2))を貼る
・重いものを下に、軽いものを上に収納する
・できるだけ低い位置に設置し、粘着マットやネジなどで固定する
・キャスター付きの家具は移動しないようにロックする
・大きな地震が発生したときに自動でブレーカーを落とす感震ブレーカー((3)および下記事参照)の設置も効果的です
・L字型固定金具や突っ張り棒で家具を固定する((1))
・懐中電灯を用意
・金具で連結する
・ストッパー式器具
◇家具の配置も確認!
寝室や避難経路となる場所には家具・家電を置かないようにしましょう。
他に置き場がない場合は、人がいる向きに倒れないよう配置を工夫しましょう。
◇防災器具設置の補助
申請方法など、詳しくは危機管理課(【電話】03-5654-8254)へお問い合わせください。
内容・補助額:
(1)住宅用家具転倒防止器具/上限3万円
(2)ガラス飛散防止フィルム/上限2万円
(3)感震ブレーカー/上限2万円
対象:区内在住で、世帯全員が次のいずれかに該当する方
・満65歳以上
・身体障害者手帳(1・2級)の交付を受けている
・愛の手帳(1・2度)の交付を受けている
■火災のリスクが高い地域にお住まいの方へ 感震ブレーカーを無料で設置します
地震時の電気火災を防ぐため、震度5強以上の揺れを感知して家中の電気を一括して自動で遮断する感震ブレーカーを、無料で取り付けまたは配布します。詳しくは対象となる可能性のある世帯に9月上旬から送付する申請書や区HPをご覧ください。
対象:次の全てに該当する世帯
・都の地震に関する地域危険度測定調査の火災危険度ランク3以上の地域(下記参照)
・木造住宅に住んでいる
・2階建てまたは平屋である
・集合住宅ではない
・世帯専用の分電盤がある
火災危険度ランク3以上の地域:
・立石1~4・6~8丁目
・東立石2~4丁目
・四つ木1~4丁目
・東四つ木3・4丁目
・宝町1・2丁目
・堀切1~8丁目
・東堀切1・2丁目
・小菅1~3丁目
・お花茶屋1~3丁目
・亀有2・5丁目
・西亀有3・4丁目
・青戸1・2・5・6丁目
・新小岩1~4丁目
・東新小岩4~8丁目
・西新小岩3~5丁目
・奥戸2・3丁目
・高砂2・3・5・6・8丁目
・鎌倉1~4丁目
・細田1・4・5丁目
・柴又1~4・6・7丁目
・新宿1・2・5丁目
・金町2~5丁目
・東金町3~6丁目
・水元2・4丁目
・東水元1丁目
・南水元1・2・4丁目
・西水元1~3・6丁目
問合せ:感震ブレーカー設置支援コールセンター
【電話】03-6738-9177(月~土曜日(祝日・年末年始を除く)/午前9時~午後6時)
担当課:危機管理課
【電話】03-5654-8254
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