空き家を放置すると、近隣へ迷惑になるだけでなく、将来、子どもや親族の大きな負担になる恐れがあります。「空き家を所有している方」「相続で空き家を所有する予定の方」に空き家を適切に管理していただくため、区では相談を受け付けています。
■区の空き家件数(ビル・マンションを除く)
平成27年:2,353棟
令和5年:2,659棟
約1.13倍!8年間で306棟増加!
○放置できない区の空き家問題
空き家を放置すると、家屋の倒壊や樹木の越境、ごみの不法投棄、放火などにより、治安の悪化につながる恐れがあります。第三者に危害を与えないためにも、木造密集地域の多い足立区で空き家対策が大きな課題です。
○「解体」と「活用」の両輪の対策
区は、平成23年から老朽家屋の解体助成を行ってきました。一方、平成29年には空き家利活用プラットフォームを基盤にしたモデル事業(北千住駅東側の空き家を使ってまちを盛り上げる区のモデル事業「千住Public(パブリック)Network(ネットワーク)EAST(イースト)」)も行い、「活用」という対策の選択肢を増やす事業も展開してきました。
○まずは、区にご相談ください!
現在、区では不動産や司法書士などの専門家と連携し、空き家に関する様々な相談を電話や窓口などで受け付けています。どこに聞けば良いのか分からないときは、区にご相談ください。
田中(たなか)建築室長
■次記のようなお悩み、お気軽にご相談ください!
○実家の相続はどうしたらいいの…?
令和6年4月から相続登記が義務化されました。相続で不動産取得を知った日から3年以内に登記をしないと、10万円以下の過料が科せられる場合があります。「何から始めるべきか」「手続きが複雑」などのお悩みを一緒に整理します。
○空き家の維持はどうしたらいいの…?
使用していない建物は、傷みが早く近隣に迷惑をおよぼします。定期的に建物の状態を確認しましょう。
・窓ガラスや屋根が損壊していないか
・雑草などが繁茂していないか
・敷地内にごみが不法投棄されていないか
・害虫や動物のすみかになっていないか
○空き家を解体・売却したいけどどうしたらいいの…?
管理が困難な場合は、解体・売却することも手段の一つです。複雑な権利関係や工事費用、解体後の固定資産税のことなど、具体的なお悩みも区にご相談ください。
問い合わせ先:建築室開発指導課建築紛争・空き家担当
【電話】03-3880-5737
■10月・11月空き家無料相談会を開催します!
~令和5年度は70件ものご相談がありました!~
「空き家を所有している方」や「相続で空き家を所有する予定の方」が抱えている、管理、相続、解体、売却などの悩みを専門家(不動産事業者、建築士、司法書士など)に無料で相談できます。※くわしくは、あだち広報9月25日号でお知らせします。
問い合わせ先:建築室 開発指導課 建築紛争・空き家担当
【電話】03-3880-5737
<この記事についてアンケートにご協力ください。>