「しつけ」とは、子どもに正しい生活習慣や社会のルールなどを身につけさせ、健やかな成長をサポートすることです。たとえ子どものためを思っていても、体罰や暴言などをともなう、度を越した叱り方は「しつけ」とは言えません。このような行為が日常的に続くと「虐待」へとエスカレートすることもあります。
◆「しつけ」のポイント
1.上手にできたらほめる
叱ったあとでも上手にできたときには「○○できてえらかったね。」
などと、何が良かったのかを具体的に示しながらほめてあげましょう。
ほめることも立派な「しつけ」です。
2.問題解決のヒントをあげる
子どもが失敗したことを注意するだけでは、子どもは何がいけなかったのか分かりません。「○○してはダメ!」と叱るだけでなく、「○○したからこうなった」と具体的に説明をして、「今度からこうしたら?」と問題解決のヒントを与えましょう。
3.できるまで待つ
大人には簡単なことであっても、子どもには時間のかかることもあります。ときには、子どもができるまで待つという大人の姿勢が大切です。
4.失敗は成長へのステップ
子どもが失敗したり、わがままを言って困らせるとき、むやみに叱っていては親の心も疲弊してしまいます。それらの行為を「成長のステップ」と前向きにとらえて、ゆとりある気持ちで子どもと接していきましょう。
◆「しつけ」で心がけたいこと(「しつけ」とはいえない対応)
1.暴力は絶対にダメ
叩いていうことを聞かせようとすると、体罰はしだいにエスカレートしてしまいます。
2.傷つける言葉を使わない
「ダメな子ね」「あんたなんか嫌い」など、思わず言ってしまった言葉で子どもの心は深く傷つきます。
3.他の子どもと比較しない
「○○ちゃんはできるのに…」などと他の子と比べられることは、子どものやる気を奪います。
4.過去のことを蒸し返さない
「あの時もそうだったでしょ」と過去の失敗を持ち出すと、子どもの自尊心を傷つけます。
5.ダラダラと叱らない
叱る時は、できるだけ短くキッパリと。くどくど同じことを繰り返すのは逆効果です。
6.自信のないあいまいな態度をとらない
日頃からまっすぐに子どもと向き合うことで、親子の信頼関係が築かれます。
◆子育てに悩んだら、町に相談しましょう。
町には、子育て相談窓口や子育てを応援する行政サービスがあります。
子育てに悩んだら、それが些細なことであっても一人で悩みを抱え込まず、町に相談してください。
上三川町は子育てを頑張る皆さんの味方です。
問合せ:
・子育てに関する相談・子どもの虐待に関する相談窓口
子ども家庭課 相談支援係
【電話】56-9137
・虐待かも…と思ったら
児童相談所全国共通ダイヤル
【電話】189
(いちはやく)
・子どもの健康・発達に関する相談窓口
子育て世代包括支援センター『しらピヨ』(子ども家庭課母子健康係内)
【電話】56-9132
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