シニアの皆さんに注意していただきたい疾患を予防するため、ワクチン接種についてお知らせします。接種をご検討ください。
■肺炎球菌感染症の定期予防接種 ID:1004431
◇肺炎球菌感染症とは
肺炎球菌によって引き起こされる病気です。菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫(ひまつ)感染します。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎などの重い合併症を起こすことがあります。
◇ワクチンの効果
予防接種を受けることで、肺炎球菌による肺炎を約80%予防することができます。
5年以内に接種した人が再度接種をすると、強い副反応が生じると言われています。接種の記録が不明な場合は医師とご相談ください。
◇ワクチンの定期接種
対象者:満65歳の人(66歳の誕生日の前日まで)または、60~64歳で「心臓、じん臓、呼吸器の機能」または「HIVによる免疫の機能」に障がいがあり、身の回りの生活が極度に制限される人(身体障がい者手帳1級程度)。なお、過去に高齢者肺炎球菌の予防接種を1回でも受けたことがある人は対象外。
接種場所:「健康づくりのしおり」、市HPに掲載している指定医療機関。その他の医療機関で接種を受ける場合、接種前に「予防接種依頼書交付申請書」を保健予防課へ提出する必要があります。
費用:2,500円。医療機関で支払い。
◇接種料金の免除制度が受けられる場合があります
対象:定期接種の対象者のうち、次のいずれかに該当する人。
(1)世帯全員が市民税非課税
(2)生活保護世帯(3)中国残留邦人の認定を受けている。
その他:該当する人は、必ず接種前に、身分証明書を持参し、保健予防課(竹林町・保健所内)、保健と福祉のまるごと相談窓口(市役所1階)・各地区市民センター・出張所で申請書を提出し、「予防接種無料券」の交付を受けてください。接種後の申請では、接種料金はお返しできません。
■帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成 ID:1033175
◇帯状疱疹とは
水ぼうそうと同じウイルスを原因として発症する皮膚の病気です。発症すると、皮膚がピリピリするような痛みを感じ、赤みや水疱形成などの皮膚症状が表れる他、皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる痛みが長期間続くこともあります。
また、50歳以上から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。
◇予防方法
ワクチン接種を受ける他、バランスの取れた食事を取る、睡眠をきちんと取る、適度に体を動かすなど、規則正しい生活習慣を心掛け、帯状疱疹になりにくい体作りが大切です。
◇ワクチン接種費用助成
助成対象者:市内に住民登録がある50歳以上の人。
▼助成金額:
(1)生ワクチン…1回4,000円(1回接種)
(2)不活化ワクチン…1回1万円(2回接種)。
助成回数など:助成は1人に付き
(1)1回接種分
(2)2回接種分。接種費用から助成金額を引いた額を医療機関で支払い。
接種場所:市HPに掲載している市内協力医療機関。
◇市外医療機関での接種
一度全額自己負担した後、申請により償還払いとして口座へ振り込み。
申請方法:申請書、請求書、予診票の写し、領収書(原本)、預金通帳の写しを添えて、直接または郵送で、〒321-0974竹林町972、保健予防課へ。
問合せ:保健予防課
【電話】626-1114
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