みんなが自分らしく 過ごしやすい小山市をめざして
市では一人一人の人権が尊重され、性別にかかわりなく、生き生きと暮らせる社会の実現を目指して様々な施策に取り組んでいます。人権・男女共同参画について、考えるきっかけになれば幸いです。
◆地域の相談パートナー 人権擁護委員
▽6月1日は人権擁護委員の日
人権擁護委員は法務大臣が委嘱する民間の方々で、小山市では現在14人の人権擁護委員が活動しています。
地域の方々からの人権相談に応じ、問題解決のお手伝いをしたり、法務局と連携して人権侵害から被害者を救済したり、地域の皆さんに人権について関心を持ってもらえるような啓発活動を行っています。
◆古川会長にお話を伺いました
栃木人権擁護委員協議会第二部会 会長 古川勉(ふるかわつとむ)さん
活動を続けて26年の古川会長はこれまで様々な人権相談に応じてきました。人権の相談ではないこともあるそうですが、どんな相談でも相談者と向き合い、気軽に相談できる身近な存在になれるよう心掛けているそうです。
古川会長は「誰かがやらなければ、変わらないから。」と今まで活動を続けてきた思いを話してくれました。まだまだ人権擁護委員の存在は知られていないと感じており、もっと身近に感じてもらいたいと啓発活動にも力を入れています。
全国の小学校で毎年実施している「人権の花」運動は、児童が協力して花の苗を育てることを通じて、協力、感謝することの大切さを学び、生命の尊さを実感するなかで、子どもたちに優しい思いやりの心を育む目的で行われています。古川会長は、人権の花を贈呈するときの講話で、児童に「チューリップ」の歌詞「さいた さいた チューリップの花が ならんだ ならんだ あか しろ きいろ どの花みても きれいだな」を紹介して「思いやりと、相手を認め合う気持ちを大切にしてほしい」と話したそうです。幼いときから人権尊重思想を育むことの重要性を感じているといいます。
みなさんの身近に様々な悩みを相談できる“人権擁護委員”がいることを多くの人に知ってほしいと思います。
人権相談:原則、毎月第2金曜日10時から15時
◆人権施策推進審議会委員の募集
市では、人権施策に関する重要事項を審議するため審議会を設置しています。人権施策の推進に理解と意欲があり、会議で建設的な発言をしていただける方を募集しています。詳しい条件等は市ホームページをご覧ください。
◆小山市制70周年 第21回小山市男女共同参画フェア にじいろおやまフェス2024
だれもが自分らしく生きられる未来へ
▽6月29日(土)男女共同参画フェア
毎年6月23日~6月29日は国の男女共同参画週間です。市では、この男女共同参画週間に合わせ、男女共同参画社会の実現に向けたイベント「男女共同参画フェア」を開催します。
このフェアは、多様性を認め合い、個人の希望に応じて誰もが自分らしく生き生きと暮らせるよう、家庭や職場、地域活動、防災などあらゆる場所での男女共同参画について知り、学び、考える機会の創出を目的としています。今年度も昨年同様に若い世代が参加しやすく、楽しく学べる機会を創出すべく、マルシェイベント「御殿広場ピクニックマルシェ」との共同により開催します。
当日はワーク・ライフ・バランス推進事業者認定証交付式、白鷗大生によるワーク・ライフ・バランス企業調査発表、紙音芝居NOTETによる公演、展示コーナーもありますので、皆さまぜひお越しください。
日時:6月29日(土)10時~15時
場所:市役所1階多目的スペースおよび小山御殿広場
◆パートナーシップ宣言制度の導入
市では令和5年4月1日から互いを人生のパートナーとして宣誓したものに対して婚姻に相当する関係と認め証明書・宣誓カードを交付しています。
※婚姻制度とは異なり、法律上の効力は発生しませんが、これにより市営住宅の申込や医療機関での面会・手術の同意等ができるようになります。
◆ワーク・ライフ・バランス推進事業者の認定
市では、男女共同参画社会の推進に理解と意欲があり、仕事と家庭生活を両立させ男女共に働きやすい環境づくりを積極的に取り組んでいる事業者を「小山市ワーク・ライフ・バランス推進事業者」として認定しています。現在までに100社が認定を受けています。
◆人権講演会
日時:8月20日(火)13時30分~15時10分
受付:12時45分~
演題:「戦場の現場から祈りを捧ぐ」~命の大切さ互いを愛し、敬いあうこと~
講師:渡部陽一(わたなべよういち)氏(戦場カメラマン)
会場:文化センター大ホール
*入場無料(申込み不要)手話通訳・要約筆記あり
延期等の場合、市ホームページにてお知らせします
問合せ:生涯学習課
【電話】22-9663
問合せ:人権・男女共同参画課
【電話】22-9292・9296
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