■番外編 絵本のすゝめ。
「活字自体が苦手…」そんなあなたには、絵本がおすすめです!絵本を読むのも立派な読書。
大人向けに描かれた絵本ももちろんおすすめですが、子どもの頃に読んでいた絵本を読み直すのもおすすめです。「子どもの時とは違った登場人物に感情移入してる…」「美術的にも素晴らしかったんだなぁ」など、子どもの頃とは違った見え方になるので、きっとおもしろさが倍増しますよ。
◆絵本作家しまだともみさん 母校に恩返し
令和5年11月、大桑小学校創立150周年の記念式典で、大桑小卒業生の絵本作家しまだともみさんが、講演と読み聞かせ演奏会を行いました。
▽講演後のしまださんのコメント
イライラした気持ちだったイーラちゃんが工夫することで世界が変わったように、どんな気持ちも自分の捉え方しだいで変わるんだよということを、この講演で感じてもらえていたらうれしいです。
また、絵本の中の絵にはそれぞれメッセージが込められています。大人になって読んでみると初めて気づくこともあるので、皆さんもそういったものを探しながら絵本を読んでみてください。
◎しまだともみ
多摩美術大学卒業後、イラストレーターとして雑誌やCDジャケットなどを手がける。平成18年「イーラちゃんといじわるツリー」がタリーズピクチャーブックアワードで最優秀賞受賞。
■4.本にまつわる取り組みのすゝめ。
◆心に貯金を 読書通帳のすゝめ。
市は、市民の皆さんが今より読書に親しんでくれることを願って、市内各図書館で「読書通帳」を無料配布しています。
読書通帳は、預金通帳と同じ大きさで、読んだ本のタイトルや著者、感想を小学生用は60冊分、大人用は100冊分記録することができます。
〇なぜ、おすすめするのか…
図書館で本などを借りる際に利用する、「図書館利用カード」には、借りた本の履歴は残りません。読書通帳があれば以前読んだ本をすぐに確認できるのでおすすめです。
〇読書通帳5冊突破! 小倉悠斗(おぐらゆうと)さん(小林小2年生)
なんと、1年間で読書通帳5冊(300冊分)に読んだ本を記録した、読書が大好きな悠斗さん。令和5年11月に市役所で行われた、読書通帳表彰式で、悠斗さんのお母さんにお話を伺いました。
児童館での読み聞かせをきっかけに、家で寝る前に自然と読み聞かせをする習慣ができました。それが息子の本好きの入り口です。実は、息子に影響を受けて私も積極的に本を読むようになりました!
息子には、これからいろいろなジャンルの本をたくさん読んでほしいです。
◆図書館司書のお仕事を体験 一日子ども図書館員のすゝめ。
図書館に入ると、明るくあいさつをしてくれて、探してる本や資料があると優しくサポートしてくれる…「図書館司書」ってどんなお仕事なのか、気になりませんか?
今市・日光図書館では、小学生を対象に、司書のお仕事が体験できる「一日子ども図書館員」を夏休みと冬休みに開催しています。
▽体験できること
(1)カウンターでの受け付け
(2)本の配架(はいか)(棚に戻すこと)
(3)おすすめ本のPOPづくり
令和5年12月に今市図書館で行われた回では、6名の児童が参加しました。受け付けの練習をした後、実際にお客さんの対応を行い、緊張しながらも元気にあいさつをして、一生懸命に取り組んでいました。POPづくりでは、好きな本を選び、本の良さやおもしろさが伝わるよう、色とりどりに思い思いのPOPを制作しました。
参加した根本響也(ねもときょうや)さん(大室小2年生)は、「お客さんに「ありがとう、がんばってね」と言われ、うれしかった」と話してくれました。
■市立図書館の紹介
◇今市図書館
中央町29-1
【電話】0288-22-6216
開館:
・4月〜9月…午前9時〜午後7時
・10月〜3月…午前9時〜午後6時
休館日:月曜日・年末年始
◇日光図書館
御幸町4-1(日光行政センター庁舎内)
【電話】0288-53-5777
開館:午前9時〜午後6時
休館日:月曜日・年末年始
◇藤原図書館
鬼怒川温泉大原1404-1
【電話】0288-76-1203
開館:午前9時〜午後6時
休館日:火曜日・年末年始
※各館の休館日は月によって変動することがあるので、本紙9面の二次元コードから市立図書館ホームページで確認してください。
■1ページ、めくってみたくなったあなたへ。
この特集では、気軽に立ち寄れる市内各図書館や、本好きの皆さんがおすすめする本、どこにいても簡単に本を借りて読むことができる電子図書館など、より手軽になった「読書」を紹介してきました。
あなたも、ずっと気になっていた本や思い出の本、長編だからと読むのを後回しにしてしまっていた本…ぜひ、手に取って、初めて出会う世界や新しい価値観、驚きや発見と出会い、「知る欲求」を満たしてみてください。
■「知ることは」欲求である。
アメリカの心理学者A・Hマズローが唱えた、7つの人間の基本的欲求の1つに、「知る欲求と理解する欲求」が挙げられています。「読書」は、この欲求を一番手軽に満たすことができるものです。私たちにとって、「読書」は「趣味」ではないのかもしれません。
■4(よん)デーに読んでー
日光市では、毎月4日・14日・24日」の4のつく日を、日光市読書の日「4デー(読んでー)」としています。あなたも、4のつく日は、身近になった図書館で、「わたしの一冊」を探してみませんか。
▽特集についてくわしくは…
秘書広報課 シティプロモーション係
【電話】0288-21-5135
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