■「がん検診」は、申し込みましたか?
日光市における死亡原因の第1位は「悪性新生物(がん)」です。がんによる死亡率減少を目指すためには、がん検診の受診率を高く維持することが必要です。
定期的にがん検診を受診し、早期に発見すれば、治せる可能性が非常に高いです。
◆さまざまな理由をつけて後回しにしていませんか?
▽がん検診を受けていない理由
1.時間がないから
2.自分の健康に自信があり、必要性を感じないから
3.必要なときはいつでも医療機関を受診できるから
4.費用がかかり経済的にも負担になるから
5.がんであるとわかるのが怖いから など
「あの時、がん検診を受けていれば…」と後悔しないために、がん検診を受けましょう!!
■がん検診で、要精密検査となったら?
市は、市のがん検診を受診して要精密検査となった方で、一定期間経過しても受診の確認がとれない場合は、通知や電話で連絡する場合があります。なるべく早めに精密検査を受けてください。
その中でも、大腸がん検診の精密検査受診率は、ほかのがん検診と比較してやや低い傾向があります。
▽大腸がん検診の精密検査を受けていない理由
1.痔(じ)があるから、そのせいだろう
2.便が硬いから、肛門から出血したのかも
3.たまたまかも
4.大腸内視鏡検査がつらそう など
便潜血反応だけでは、痔や肛門が切れたことによる出血なのか判断できません。
▽「大腸内視鏡検査」どんな検査?
1.大腸の中をきれいにするため、腸管洗浄液を服用し、トイレに何度か行って便が透明になるのを確認します
2.検査台に横になり、肛門から内視鏡を挿入します
3.途中で体の向きをかえたり、状況により緊張を和らげる薬や鎮静剤などを使用したりする場合があります
4.検査後は休憩をとります
※これは大まかな流れですので、詳しくは検査を受ける病院に確認してください。
日光市の令和4年度大腸がん検診(集団検診)で要精密検査となった方のうち、約4割に「がん・ポリープ・腺腫」が見つかっています。
要精密検査となったら、なるべく早く、精密検査を受けましょう!!
◎がん検診の詳細・申し込みは、健康課へ電話してください。
※日光市の健診について詳しくは、下記を確認してください。
■40歳になったら受けましょう、「特定健診」
「特定健診」は生活習慣病予防に着目した健康診査です。問診・診察・身体計測・血圧・尿検査・心電図・血液検査・眼底検査(医療機関によっては一部未実施有り)がセットで受診できます。
◇特定健診を受けた人
(令和4年度日光市)
45.7%
※国民健康保険加入者の2人に1人が特定健診を受診しています
◇健診を受けた人と受けていない人の医療費比較
(令和4年度日光市 入院+外来医療費(生活習慣病のみ))
・健診を受けた人…約3,000円
・受けていない人…約13,000円
(その差は年間約1万円)
◇血糖値が高い人の割合(30代と40代の比較)
(令和4年度日光市健診受診結果より)
・30代…約6%
・40代…約12%
40代は30代の約2倍
40歳を過ぎると、生活習慣病のリスクが高くなります!!
◇特定健診を受けると…
・病気の芽を見つけることができます
・早い段階で改善すれば治療費は安く済みます
・体や生活習慣の問題点が分かり、健康意識が高まります
◎40歳以上の日光市国民健康保険加入者・後期高齢者医療制度加入者の方は特定健診(はつらつ健診)が無料で受けられます!!
※特定健診の結果に応じて、対象の方には特定保健指導のご案内をする場合があります。
※社会保険等の方の特定健診については、勤務先や加入している社会保険組合などに問い合わせてください。
■日光市の健診に申し込む
▽健診項目とその対象者、受診方法
(●は受診可。年齢は年度末での年齢)
▽申し込み方法
(1)上表の「健診項目」から、受診したい健診を選んでください。
(2)「集団健診」で受診するか、「医療機関健診」で受診するかを選んでください。
※集団健診は年間86回、市内各地域で会場を設定しています。女性限定日、土曜・日曜日や夜間健診もあります。
(3)健康課に電話で申し込んでください。
健康課
【電話】0288-21-2756
※5月の健診日程などについては、本紙18面に掲載しています。
問合せ:
・がん検診について
健康課
【電話】0288-21-2756
・特定健診について
保険年金課
【電話】0288-21-5110
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