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自治体の皆さまへ

避難を考える(1)

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栃木県栃木市

災害からの「避難」について、考えてみたことはありますか?日頃から防災意識を高めておく…とはいうものの、日常の中でいつも意識するのはなかなか難しいもの。
年に1度で良いので、ご自身の「防災対策」や「避難」について、じっくりと向き合う時間を取ってみませんか?

■知っていますか?二つの「避難」
よく耳にする災害からの「避難」という言葉。実は、避難には2種類あることをご存じですか?「緊急避難」と「避難生活」。似ているようで実は違うこの二つの「避難」を知ることが、避難を考える上で大切です。

[緊]緊急避難…災害が起こってしまった時や起こりそうな時、命を守るための行動をとることを言います。例えば水害の場合、浸水深より高い場所や浸水しない場所、土砂災害警戒区域の外など、災害発生時や災害の危険が高まっている時間帯を、安全な場所で過ごすことが、緊急避難となります。
・安全な場所にある親戚・知人宅、旅館
・車中泊(広域避難)
・緊急避難場所
・垂直避難(2階以上)

[生]避難生活…緊急避難をして命が助かった後に、自宅やお住まいの地域が被災して、普段通りの生活ができなくなった場合、避難所などで仮の生活を送ることを言います。市の「避難所」での生活が代表的な例ですが、遠方の親戚や知人を頼る方法(縁故避難)や、自宅の損傷していない部分を利用して生活する方法(在宅避難)などもあります。
・被災していない親戚・知人宅
・自宅での避難
・避難所

■[緊]情報収集の方法を確認
水害や土砂災害から、いつ緊急避難をするか判断するためには、情報収集が大切。いざという時に情報を集める手段を、複数持っておくと安心です。

●パソコンやスマートフォンで
▽緊急速報メール(登録不要)
避難情報や緊急地震速報など、国や県、市からの緊急情報が、スマートフォンに自動で配信されます。

▽ホームページ・SNSから
市のホームページやX(旧Twitter)、Facebookなどで、避難や災害に関する情報をお知らせします。

▽登録制メールから
「cc9生活安全情報メール」に登録することで、受け取りたい情報をご自分で選択して受信することができます。

●テレビやラジオなどで
▽NHK総合テレビ(データ放送)
リモコンのdボタンを押すことで、避難情報や避難場所、河川の水位などを確認できます。

▽行政防災無線(防災スピーカー)
市から発令する避難情報などをお知らせします。最新の放送内容を電話で聞くこともできます。
防災行政無線電話応答サービス
【電話】24-3322

▽FMくらら857(栃木市のコミュニティラジオ)
FM85.7Mhz(市販のラジオでも受信できます)

▽防災ラジオ
通常のラジオ(AM・FM)のほか、市からの災害時緊急放送を受信すると自動起動して最大音量で伝えます。
価格:1台7,500円(75歳以上だけの世帯2,500円)

購入のお問い合わせは:危機管理課
【電話】21-2551

■[緊]緊急避難先を確認しておく
一般的には「避難」=「市の避難所(緊急避難場所)に行くこと」というイメージがありますが、大人数が一度に避難してくる避難所よりも、より良い選択肢があるかもしれません。いくつかの方法を考えておきましょう。

優先的に開設する避難場所:
・真名子小学校 体育館
・関東ホーチキにしかた体育館(西方総合文化体育館)
・都賀公民館
・合戦場小学校 体育館
・寺尾中学校 校舎
・吹上公民館
・皆川公民館
・きららの杜とちぎ蔵の街楽習館(市民交流センター)
・国府北小学校 体育館
・南小学校 校舎
・栃木東中学校 校舎
・栃木西中学校 校舎
・とちぎコミュニティプラザ(5コミ)
・学悠館高校 体育館
・大平公民館
・大平中央小学校 校舎
・大平東小学校 校舎
・大平南小学校 体育館
・CITY GYM and SPA 遊楽々館(岩舟健康福祉センター)
・岩舟公民館
・藤岡保健福祉センター
・藤岡小学校 校舎
・旧藤岡第二中学校 校舎
※災害の種類や状況に応じて上記の避難場所を開設し、緊急速報メールなどでお知らせします。

▽親戚・知人宅、旅館
安全な場所に暮らす、頼れる親戚や知人はいませんか?日頃から相談しておくと、いざという時に安全・安心に避難できます。
安全な場所にある旅館やホテルで災害をやり過ごす方法もあります。

▽車中泊・広域避難
安全な地域に車で前もって避難する方法もあります。車中泊する場合は、エコノミークラス症候群に注意しましょう。

▽市の避難所(上表)
市では、災害時にいち早く避難所を開設できるよう、市の避難所のうち、左表の23か所を、「優先的に開設する避難場所」として準備をしています。
必ず市からの開設情報を確認してから避難しましょう。

▽自宅(安全な場所にある場合)
「ハザードマップ」でご自宅の安全性を確認しましょう。自宅が安全な場所にあるならば、災害時は家から出ないことが一番。浸水想定区域内でも、浸水深50cm未満であれば、自宅でやり過ごせる場合があります。

▽2階以上へ垂直避難(3m未満の浸水想定区域)
自宅が浸水想定区域内でも、浸水深3m未満であれば2階でやり過ごせる場合があります(※)既に浸水が始まっている場合は、避難所へ移動するのは危険なことも。いざというとき、2階で一晩過ごせるかを考えてみましょう。必要なものがあれば、あらかじめ2階に置いておきましょう。
※3m未満でも、家屋倒壊等氾濫想定区域内にある場合は避難が必要です。

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