令和6年度 子ども議会(1)

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真岡のより良い未来を考える　子ども議会

8月6日(火)、子ども議会が本庁舎の議場で開催され、今年度は市内の小学6年生21人が参加しました。子ども議会は、市議会の体験を通じて市政への興味・関心を深めるとともに、子どもの目から見た市政への夢のある提言を求めることを目的としています。

■議長紹介
議会を代表する議長は、議場の秩序を保ちながら会議全体をまとめる役割を担います。今回は次の3人が交代で議長を務め、中立かつ公平な立場で議事を進めました。
亀山小　石塚想祐(いしつかそうすけ)議長
山前小　久我春道(くがはるみち)議長
物部小　岩沼美桜(いわぬまみお)議長

■議員・質問内容
▽市の人口減少対策として、大学や専門学校を建設し、動画投稿サイトでのPRや大型商業施設の建設を提案します。
真岡小　大瀧瑞葉(おおたきみずは)議員
答弁：大学等の建設は、少子化により学生が十分集まらない可能性があるため、大変難しいと考えます。大型商業施設の建設は、企業が調査し決めるため、企業から相談があった場合は話を聞き、協力していきたいと思います。現在、市の人口減少対策として雇用創出や子育て支援を行っており、今後も積極的に取り組んでいきます。

▽個人経営のお店や飲食店がユニバーサルデザインの設備の設置がしやすくなるよう補助金制度を提案します。
真岡小　髙田真清(たかだまさきよ)議員
答弁：ユニバーサルデザイン(※)導入を推進するために、補助金の交付は有効な手段であると思います。まずはユニバーサルデザイン視点の重要性や取り組み方法を市HPなどで発信し、個人経営のお店を含む市民の理解・関心を広げていき、理解の深まり具合を踏まえながら補助金制度を考えていきたいと思います。
※人々が持つさまざまな個性や違いに関わらず、誰もが利用しやすく、暮らしやすい社会となるよう、まちやもの、サービス等をデザインする考え方

▽市の観光スポットや良いところを、市HPやFMもおか、動画投稿サイト、SNSなどで発信してはどうでしょうか。
真岡東小　上野萌杏(うえのもあ)議員
答弁：市では、観光資源やイベント情報を各媒体の特性を活かし発信しています。市HPでは「いちご王国栃木の首都もおか」総合サイトで市の魅力を紹介し、FMもおかやSNSではイベント情報を中心に発信しています。今後も各媒体の特性を活かして効果的に発信し、真岡のファンを増やしていきたいと考えています。

▽農家を増やすために、農家の魅力を学校で伝えたり、中高生向けの収穫体験などを実施したりするのはどうでしょうか。
真岡東小　関口樹里(せきぐちじゅり)議員
答弁：市では、収穫体験農場や桜町陣屋跡での田植え体験などがあります。また、「出前講座」では農業に関するテーマもあるので、先生と相談してみてください。そして、中学生の職業体験では体験先の農家数が限られているため、より多くの中学校で農業体験を選択できるよう、学校や農家へお願いしていきます。

▽地域の人や移住希望者、観光客が楽しめる茶屋や休憩所として、空き家を再利用してはどうでしょうか。
真岡西小　工藤向葵(くどうあおい)議員
答弁：市では、空き家対策として「空き家バンク(※)」や、リフォーム・引っ越しの一部補助などを行っています。ご提案は、観光や地域交流活性化に大変有効な手段であると考えます。また、空き家の再利用は、所有者により決まるものなので、今後も空き家の再利用の支援をはじめ、空き家対策に取り組んでいきたいと思います。
※市内の空き家の物件情報を提供し、物件を売りたい・貸したい人と、買いたい・借りたい人を仲介する制度

▽市民の安全のため、人口の多い地区への交番の増設や、移動交番の制度を取り入れてはどうでしょうか。
真岡西小　筒井晴香(つついはるか)議員
答弁：交番の設置は、県公安委員会により地域の人口や事件・事故の発生状況などを考慮し決めています。現在、市内には交番が2カ所、駐在所が9カ所設置されています。移動交番は、特に人が多く集まるイベントなどで活動しています。ご提案は、地域の安全安心のために重要であることから真岡警察署にお伝えします。

▽亀山地区ミニ公園が明るい雰囲気の公園となるよう、外灯の設置や木の伐採、遊具の塗装をしてはどうでしょうか。
亀山小　馬込大地(まごめだいち)議員
答弁：ミニ公園は、公園内が見渡せるため、外灯の設置は考えておりませんが、木の伐採は暑さを避けるために日陰を残しつつ、必要に応じて行っています。公園の遊具は市職員や専門業者が点検し、遊具の状態に応じて修繕しています。亀山ミニ公園の遊具は、ご提案のように明るい雰囲気になる塗装を8月中に行う予定です。

▽気温上昇により体育館での運動の機会が制限されることや体育館へのエアコンの設置について、どう考えていますか。
大内中央小　大関心実(おおぜきこのみ)議員
答弁：気温上昇による体育館での運動制限は、健康を最優先に考え、「学校における熱中症ガイドライン」に基づき、運動を控えるようにしています。体育館へのエアコン設置は、気象状況を踏まえ、設備や設置方法を調査しています。今後も、安全で安心して学校生活を送れるように施設整備を進めていきます。