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≪特集≫みんな大好き!学校給食について知ろう(1)

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栃木県那須烏山市

学校生活を豊かにし、健康な心と身体を育むために必要な学校給食。毎日の学校生活の中で、給食を楽しみにしている子どもたちは多いのではないでしょうか。だれでも子どもの頃、献立表を見て一喜一憂した経験があるはずです。
今回の特集では、学校給食を取り上げ、給食の歴史や給食ができるまでの過程、家庭で作れるレシピなどを紹介します。

◆学校給食の歴史
学校給食は、明治22年、山形県鶴岡町(現・鶴岡市)の大督寺の中に建てられた私立忠愛小学校で、生活が苦しい家庭の子どもに提供されたのが始まりとされています。
那須烏山市の学校給食は、昭和29年に烏山小学校で、パンや副菜を中心とした完全給食が開始されました。

◆献立の変遷
▽明治中期-空腹を満たす給食-
おにぎり、塩鮭、菜の漬物

▽昭和中期-パンが主流の給食-
コッペパン、ジャム、脱脂粉乳、鯨肉の竜田揚げ、せん切りキャベツ

▽昭和後期~平成-バラエティに富んだ給食-
牛乳、カレーライス、塩もみキャベツ、果物、スープ

◆学校給食センターの一日に密着!
市内7つの小・中学校の給食は「那須烏山市学校給食センター(大金120-1)」で作られています。現在の施設は、平成24年9月から給食の提供を開始し、1日に約1,650食を調理しています。

○午前7時
朝の健康チェック、身支度、手洗い
調理員は毎日、健康チェックを行います。清潔な白衣・帽子・マスクを身に着け、手は爪の間まで念入りに洗います。

○午前7時30分
食材の納品・検収
毎朝、給食センターに届けられる食材の数量や品質、鮮度などの点検を十分に行い、記録します。

○午前8時30分
食材洗浄・下処理
野菜を水洗いするほか、献立に合わせて様々な形やサイズに食材を切ったり、肉や魚の下味を付けたりする作業を行います。

○午前9時
調理・配缶など
揚げたり、煮たり、和えたりと様々な調理器具を使って調理します。できあがった給食を各クラスの食缶に配缶します。

○午前10時40分
配送
配缶した給食を運搬用コンテナに入れ、配送車に積み込み、各学校へ運びます。

○午後0時45分
回収・洗浄・消毒
残った給食は重さを量り、今後の献立や調理の参考にします。学校から戻ってきた食器や食缶などは専用の機械で洗浄し、消毒を行います。

○午後4時
一日の作業が終了!

◆学校給食の目標
学校給食は学校教育活動の一環として位置づけられ、学校給食法で学校給食の目標として、次の7つが掲げられています。

1.適切な栄養摂取で、健康の保持増進を図る
2.健全な食生活を営んでいくための判断力と望ましい食習慣を養う
3.学校生活を豊かにし、明るい社交性と思いやりの心を養う
4.生命や自然を尊重し、環境を守る態度を養う
5.食生活が様々な人の活動に支えられていることへの理解を深める
6.日本や各地域の伝統的な食文化への理解を深める
7.食料の生産・流通・消費の正しい理解に導く

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