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コンパクトシティ・プラス・ネットワークのまちづくり

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栃木県鹿沼市

■立地適正化計画に取り組んでいます
現在、鹿沼市では、市が抱える課題に対応し、将来にわたって持続可能なまちづくりを進めるため「鹿沼市立地適正化計画」を策定・公表しています。
今回は、立地適正化計画の基本的な考え方となっている、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの考え方について解説します。

◆立地適正化計画とは?
立地適正化計画は、「都市再生特別措置法」に基づく計画です。
人口減少や高齢化の中でも、将来にわたって持続可能なまちづくりの実現を目指し、居住機能や医療や福祉・商業などの都市機能の誘導、公共交通の充実によって「まちの機能がコンパクトにまとまり、交通のネットワークがよい」まちづくりを推進していきます。

◆市が抱える課題
・人口減少や少子高齢化の進行
・市街地の拡散による人口の低密度化や空き家の増加
・厳しい財政状況
このままだと
人口減少とともに、人口密度も低下し、市全域が衰退する恐れがあります。
・都市の生活を支える機能が低下していきます
道路や上下水等、インフラの維持、医療・福祉・子育て支援・商業等の生活サービスの低下や維持に対する懸念
・地域経済が衰退していきます
地域産業の停滞や中心市街地の衰退
そこで
まちの機能がコンパクトにまとまり交通のネットワークがよい「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」が重要になってきます。

ー「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」のイメージ図ー
◆コンパクトシティ
拠点と位置づけた、中心市街地、生活交流、地域生活、工業系・流通系市街地をコンパクトにまとめる。
プラス
◆ネットワーク
拠点間を、道路や公共交通等によって結び、相互の連携を図る。
・公共交通沿線等への居住の誘導
・拠点エリアへの生活サービス施設の集約や誘導
・拠点間を結ぶ公共交通サービスの充実
・拠点間を結ぶ道路等インフラの維持
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆立地適正化計画では、市内で2つの誘導区域を設定しています
▽居住促進区域(居住誘導区域)
人口密度や日常生活を支える身近な施設を維持するエリア

▽都市機能誘導区域
左図のエリアの中でも、まちの拠点として、多くの市民の利用が想定される施設を維持・誘導するエリア

中心部地区(維持・誘導施設)
・病院
・図書館
・百貨店
・情報センター
・市役所
・美術館・博物館等

鹿沼駅周辺地区(誘導施設)
・病院

◆教えて!立地適正化計画
▽区域内で生活するとこんなメリットが
事業所等が出店する際に、補助金の限度額が優遇される場合があります(詳しくは、P8[2]創業者支援をご覧ください)。

▽郊外に住んでいる人は、まちなかに引っ越さないといけないの?
今住んでいる場所が「居住促進区域」外であっても、引っ越す必要はありません!
この計画は、促進区域外での暮らしを否定するものではありません。
ただ、住まいを見直すなど生活環境を変える際には、この計画で示したまちづくりの方針を意識して、居住地についてご検討ください。

◆ご存知ですか?UR都市機構とのまちづくりに関する連携協定
市では、UR都市機構と「まちづくりに関する連携協定」を令和3年12月に締結しています。
銀座通りの空き店舗に、まちづくりの拠点「kanuma commons」を整備し、民間事業者や行政、市民のみなさんとともにさまざまなイベントを開催し、アイデアの共有や勉強会などを行っています。

問合せ:都市計画課都市計画係
【電話】63-2209

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