南風原中学校1学年の総合学習の授業では、町内企業について調べ、SDGs等の視点から企業に対し新たな「取り組み」や「商品開発」を考案・プレゼンを行うという学習を行っています。
10月20日には、町内の協力企業7社が同中学校を訪れ、企業の取り組みを紹介し、生徒へ課題を投げかけたり、生徒と一緒に新たな商品案を考えるという時間を設けました。
琉球絣について学習しているグループでは絣を使った新たな商品アイデアを出そうと、実際に絣や商品をさわった後、話し合い、タブレットで調べたりしながら検討を重ねていました。「絣でパステルカラーはつくれるのか」「カーテンの一部に入れるのはどうか」などの疑問・意見が出ていました。
ハブ革の加工から、デザイン・製造・製品化を行っているyu-i FACTORYさんについて学習しているグループでは、駆除ハブが製品となる過程や、食としての活用方法を学びました。ハブの骨もアクセサリーにできないか…と企業と一緒になって、紐の結び方を工夫したり、製品作りに奮闘していました。
企業の皆さんからは「知恵を出し合って素敵な企画をしてください」と期待の声や、「類似商品を探し、市場を調査すること」などといった商品開発に向けた具体的なアドバイスが生徒たちに投げかけられていました。
12月の授業にて生徒たちは新アイディア等をプレゼン予定となっています。
◎協力事業者
・南風原町商工会
・琉球絣協同事業組合
・RENIMELT.
・日新ミートフーズ
・イオン南風原
・yu-i FACTORY
・中村活版印刷
・福まる農場
・美ら卵養鶏場
◯SDGs(エス・ディー・ジーズ)って?
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2030年までに達成するために掲げた17の目標です。
今、世界はSDGsを達成することで「サステナブルな開発」つまり「持続可能な開発」を目指しています。
国際機関、政府、企業、学術機関、市民社会、子どもも含めたすべての人が、それぞれの立場から目標達成のために行動することが求められています。
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