村長だより第38号

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日中(にっちゅう)の暑(あつ)さも和(やわ)らぎ、秋(あき)の気配(けはい)が感(かん)じられるようになった今日(きょう)この頃(ごろ)ですが、お変(か)わりなくお過(す)ごしでしょうか。
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)で季節感(きせつかん)がなくなったのでしょうか、それとも「十九(じゅうく)の春(はる)」の歌詞(かし)にあるように春(はる)が来(き)たような夢(ゆめ)を見(み)たのでしょうか10月上旬(じょうじゅん)に自宅(じたく)近(ちか)くでウグイスの鳴(な)き声(ごえ)を聞(き)きました。ホーホケキョのさえずりも季節(きせつ)がずれると若干(じゃっかん)興(きょう)ざめするものですね。医学者(いがくしゃ)であり著名(ちょめい)な昆虫学者(こんちゅうがくしゃ)でもある養老孟司(ようろうたけし)さんによると、地球上(ちきゅうじょう)の昆虫(こんちゅう)が8割(わり)ほど減(へ)っているとのことでしたが、逆(ぎゃく)に島(しま)では、アゲハ蝶(ちょう)が異常(いじょう)発生(はっせい)しており、経済課(けいざいか)に調査(ちょうさ)をお願(ねが)いしている所(ところ)です。弱(よわ)い生物(いきもの)から何(なん)らかの影響(えいきょう)が出(で)ているように思(おも)われます。人類(じんるい)に今後(こんご)どのような影響(えいきょう)があるのかわかりませんが、今(いま)以上(いじょう)の環境悪化(かんきょうあっか)を招(まね)かないよう世界中(せかいじゅう)の人(ひと)ができることを少(すこ)しずつでも行(おこな)うしかないなと秋(あき)の夜長(よなが)にふと思いました。
さて、去(さ)った10月8日に小中学校(しょうちゅうがっこう)の運動会(うんどうかい)が開催(かいさい)されました。保育園児(ほいくえんじ)、幼稚園児(ようちえんじ)の徒競走(ときょうそう)に始(はじ)まり、はつらつとした演技(えんぎ)や字対抗(あざたいこう)、職域対抗(しょくいきたいこう)のリレー、女性連合会(じょせいれんごうかい)による粟国音頭(あぐにおんど)や児童生徒(じどうせいと)によるエイサーなどで楽(たの)しませていただきました。PTAの皆様(みなさま)、先生方(せんせいがた)お疲(つか)れさまです。ありがとうございました。
また、14、15日のアの国まつりでも、パークゴルフ大会(たいかい)に始(はじ)まり多彩(たさい)なゲストを招(まね)いてのステージでは、コロナもインフルエンザも吹(ふ)き飛(と)ばす勢(いきお)いの歓喜(かんき)に満(み)ちあふれた熱(あつ)い2日間となりました。本当(ほんとう)に楽(たの)しかったですね。早(はや)くも来年(らいねん)の開催(かいさい)に期待(きたい)を寄(よ)せる声(こえ)がきこえたほどでした。演者(えんじゃ)の皆(みな)さん、それを支(ささ)えてくださったスタッフの皆さんお疲(つか)れさまです。そしてありがとうございました。
地域(ちいき)の活力(かつりょく)は、行事(ぎょうじ)の中で生(う)まれるものだなと二つの行事で再確認(さいかくにん)できました。今後(こんご)とも、村民(そんみん)の皆様(みなさま)が地元(じもと)で楽(たの)しんでいただける企画(きかく)をどんどんご提供(ていきょう)していく所存(しょぞん)です。ご期待(きたい)ください。
私たちが幸(しあわ)せと平和(へいわ)を享受(きょうじゅ)している一方で、世界(せかい)に目(め)を向(む)けるとウクライナとロシア、イスラエルとハマスなど戦争(せんそう)のせいで命(いのち)を失(うしな)う弱(よわ)い立場(たちば)の人々(ひとびと)がいることを忘(わす)れてはいけないと思(おも)います。そして今(いま)、現実(げんじつ)として沖縄にも戦争の脅威(きょうい)が近(ちか)づいている感(かん)がします。二度(にど)と沖縄を戦場(せんじょう)にしないよう私たちができることは何か、県民(けんみん)ひとりひとりが真剣(しんけん)に考(かんが)える時期(じき)に来(き)ていると思いますが、いかがでしょうか。