村長だより第39号

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早(はや)くも師走(しわす)を迎(むか)え、今年(ことし)も残(のこ)りひと月(つき)となりました。皆(みな)さま、やり残(のこ)した事(こと)はございませんか。元旦(がんたん)に心(こころ)ひそかに自分自身(じぶんじしん)に約束(やくそく)した事(こと)は実現(じつげん)できたでしょうか。まだ間(ま)に合(あ)う方(かた)は、最後(さいご)の一踏(ひとふ)ん張(ば)り頑張(がんば)っていただきたいものです。
さて、以前(いぜん)新聞報道(しんぶんほうどう)にもありましたとおり、私(わたし)たちの暮(く)らしに深(ふか)く関(かか)わる空路(くうろ)を担(にな)う第一航空株式会社(だいいちこうくうかぶしきがいしゃ)の粟国(あぐに)路線(ろせん)の令和(れいわ)4年度(ねんど)の赤字額(あかじがく)は約(やく)1億(おく)3千万円(せんまんえん)でした。その補填(ほてん)を平成(へいせい)27年度(ねんど)協定(きょうてい)に基(もと)づき令和(れいわ)5年度(ねんど)に沖縄県(おきなわけん)と粟国村(あぐにそん)で折半(せっぱん)する事こととなり、村(そん)の負担(ふたん)は約(やく)6千(せん)3百万円(びゃくまんえん)と決定(けってい)しました。粟国村(あぐにそん)の脆弱(ぜいじゃく)な財政(ざいせい)では長期(ちょうき)にわたってこのような多額(たがく)の額(がく)を支(ささ)えるのは厳(きび)しく、県(けん)に負担(ふたん)割(わ)り合(あ)いの変更(へんこう)を再三再四(さいさんさいし)申(もう)し出(で)ましたが、長期戦(ちょうきせん)になることを内心(ないしん)覚悟(かくご)していました。しかしながら、事態(じたい)は好転(こうてん)し11月9日東京(とうきょう)にて池田竹州副知事(いけだたけくにふくちじ)とともに國場幸之助国土交通副大臣(くにばこうのすけこくどこうつうふくだいじん)、岡田直樹沖縄振興調査会長(おかだなおきおきなわしんこうちょうさかいちょう)に要請(ようせい)する中(なか)、国(くに)の支援(しえん)がいただける道筋(みちすじ)が見(み)えてまいりました。正式(せいしき)な発表(はっぴょう)は後日(ごじつ)になりますが、期待(きたい)して良(よ)いものと信(しん)じています。関係各位(かんけいかくい)のご尽力(じんりょく)にあらためて感謝(かんしゃ)申(もう)し上(あ)げます。
代(か)わりまして、村(そん)が行(おこな)っている草刈(くさか)り作業(さぎょう)について述(の)べてみたいと思(おも)います。私自身(わたしじしん)も最近(さいきん)教(おし)えてもらった事(こと)なのですが、草刈機(くさかりき)を使(つか)った作業(さぎょう)は連続(れんぞく)30分(ぷん)以上(いじょう)稼働(かどう)してはいけないとのことです。暑(あつ)い昼日中(ひるひなか)の作業(さぎょう)、刃物(はもの)を使(つか)った作業(さぎょう)であることを考(かんが)えますと、最初(さいしょ)は短(みじか)い休憩(きゅうけい)でも疲(つか)れは回復(かいふく)するかもしれませんが、時間(じかん)が経(た)つにつれ、事故防止(じこぼうし)の観点(かんてん)から休憩時間(きゅうけいじかん)が長(なが)くなるのは必然(ひつぜん)だと考(かんが)えます。村民(そんみん)の皆(みな)さまには、何卒(なにとぞ)そのあたりの事情(じじょう)をご理解(りかい)いただき、私(わたし)たちも現場(げんば)の作業員(さぎょういん)の皆(みな)さんと休憩(きゅうけい)のあり方(かた)について協議(きょうぎ)しているところですので、温(あたた)かい目(め)で見守(みまも)っていただきたいと存(ぞん)じます。
今年(ことし)は暖冬(だんとう)との予想(よそう)ですが、夜(よる)は冷(ひ)えますので体調管理(たいちょうかんり)には十二分(じゅうにぶん)にお気(き)を付(つ)けていただき、互(たが)いに良(よ)い新年(しんねん)を迎(むか)えましょう。