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自治体の皆さまへ

村長だより 第42号

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沖縄県粟国村

「イイソーガチデービル」のあいさつが、あちらこちらで交(か)わされた旧正月(きゅうしょうがつ)(新暦(しんれき)2/10)に始(はじ)まり2日の船起(ふなう)くし、3日の初起(はちう)くし、16日など先月(せんげつ)は行事(ぎょうじ)がめじろ押(お)しで、忙(いそが)しく過(す)ごされたことと存(ぞん)じます。お疲(つか)れは、ございませんでしょうか。またコロナとインフルエンザが流行(はや)っているようです。十二分(じゅうにぶん)にお気(き)を付(つ)けください。
さて、村は2月8日開催(かいさい)しました臨時議会(りんじぎかい)で、能登半島地震(のとはんとうじしん)により被災(ひさい)された方々へ義援金(ぎえんきん)70万円を送(おく)る事(こと)としました。2024年1月31日の本村の人口が690 人ですので、一人(ひとり)当(あ)たり約千円を寄付(きふ)した形(かたち)となります。連日(れんじつ)、新聞(しんぶん)やテレビでの報道(ほうどう)のとおり住(す) まいがない、電気(でんき) 、ガス、水道(すいどう)が復旧(ふっきゅう)してない、道路(どうろ)がとおれない、風呂(ふろ)に20日ほど入(はい)れていないなど以外(いがい)にも、現地(げんち)の皆様(みなさま)は私(わたし)たちの想像(そうぞう)を(超こ)える物理的(ぶつりてき)、精神的(せいしんてき)な苦(くる)しみの中(なか)におられると思(おも)います。そのような能登の皆様の復興(ふっこう)に少(すこ)しでもお役(やく)にたてればとの思(おも)いからの決断(けつだん)です。なにとぞご理解(りかい)ください。
かわりまして今月(こんげつ)は、島(しま)の子(こ)の旅立(たびだ)ちの季節(きせつ)です。今年(ことし)は3名の子(女2男1)が、高校進学(こうこうしんがく)のため島を離(はな)れます。卒業式(そつぎょうしき)を終(お)え、いよいよ島を離れる際(さい)は、昔(むかし)と違(ちが)い交通(こうつう)の便(べん)の良(よ)さが別(わか)れの悲(かな)しみをやわらげたこともあって涙(なみだ)ではなく、シターリー節(ぶし)のメロディーとともに夢(ゆめ)と希望(きぼう)で胸(むね)を膨(ふく)らませた少年(しょうねん)、少女(しょうじょ)たちを笑顔(えがお)で送(おく)りたいものです。
さて、島を離れる卒業生(そつぎょうせい)の皆さん、あなた方(がた)をご両親(りょうしん)はもちろん周(まわ)りの大人(おとな)たちも温(あたた)かく応援(おうえん)しています。大(おお)きな愛情(あいじょう)に包(つつ)まれていることを忘(わす)れることなく、孤独(こどく)を感(かん)じた時(とき)、悩(なや)んだ時、困(こま)った時などは思(おも)い出(だ)して相談(そうだん)してください。解決(かいけつ)してくれるはずです。ですから何(なに)も心配(しんぱい)することなく勉学(べんがく)、スポーツに勤(いそ)しんで下(くだ)さい。そして親友(しんゆう)とよべるような友(とも)との出会(であ)いがあれば幸いです。きっとあなたの一生(いっしょう)の財産(ざいさん)となる事(こと)でしょう。皆(みな)さんにとって、素晴(すば)らしい3年間(ねんかん)になることを心(こころ)から望(のぞ)み、結(むす)びにマザー・テレサの言葉(ことば)を送おくります。
「夢(ゆめ)を見(み)るから、人生(じんせい)は輝(かがや)く」

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