村長だより第46号

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暑(あつ)い日が続(つづ)きますが、皆様(みなさま)におかれましては、元気(げんき)にお過(す)ごしと思(おも)います。
さて、いよいよ今月号(こんげつごう)をもちまして、私(わたし)の村長(そんちょう)だよりは最後(さいご)となります。令和2年10月号から連載(れんさい)を開始(かいし)し、本号(ほんごう)まで46回をかぞえました。約4年間、私の拙文(せつぶん)(へたな文章(ぶんしょう))にお付(つ)き合あい下(くだ)さりありがとうございました。
今月7日には新(あたら)しい村長が決まり、8月1日からは新村長の下(もと)で素晴(すば)らしい村政(そんせい)が始(はじ)まるものと期待(きたい)しております。私も微力(びりょく)ながらお手伝(てつだ)いできることがあれば、協力(きょうりょく)を惜(お)しまない所存(しょぞん)です。
一方(いっぽう)、私自身(じしん)の村政(令和2年8月から令和6年7月)を振(ふ)り返(かえ)りますと、コロナ禍(か)(令和2年1月から令和5年5月)の真(ま)っただ中なかで、どうしても村外(そんがい)の活動(かつどう)に制限(せいげん)がかかる時期(じき)でした。そのため村長の大事(だいじ)な職務(しょくむ)の一(ひと)つである村をアピールする事(こと)が、不十分(ふじゅうぶん)であったと深(ふか)く反省(はんせい)しております。しかしながら、その分(ぶん)、県(けん)と市町村長(しちょうそんちょう)の会合(かいごう)その他(た)公(おおやけ)の場(ば)で、「粟国村(あぐにそん)ここにあり」の一念(いちねん)で積極的(せっきょくてき)な発言(はつげん)に努(つと)めてまいりました。
また、内政(ないせい)として村の長年(ながねん)の懸念事項(けねんじこう)であります財政改革(ざいせいかいかく)については一定(いってい)の成果(せいか)は出(で)ましたが、新庁舎(しんちょうしゃ)建設(けんせつ)、教員(きょういん)住宅建設(じゅうたくけんせつ)、製糖工場(せいとうこうじょう)宿舎建設(しゅくしゃけんせつ)など、どうしても支出(ししゅつ)せざるを得(え)ない事業(じぎょう)があり、いまだ道半(みちなか)ばの感(かん)があります。今後(こんご)も粘(ねば)り強(づよ)く取(と)り組(く)む必要性(ひつようせい)を感じます。
また、役場内(やくばない)の改革(かいかく)について、人事(じんじ)の改善(かいぜん)(原則(げんそく)3年に一度(いちど)の人事異動(じんじいどう)、人事評価(じんじひょうか)の実行(じっこう)など)を図(はか)りました。ほかにも、職員(しょくいん)には住民(じゅうみん)と接(せ)っする際(さい)の心構(こころがま)えなどを訓示(くんじ)してまいりました。今(いま)、職員は4年前とは見違(みちが)えるほど立派(りっぱ)に成長(せいちょう)し、なおかつ日々(ひび)成長しております。各個人(かくこじん)が、公務員(こうむいん)としての使命(しめい)をはっきり自覚(じかく)し、村民(そんみん)を愛(あい)する「愛民(あいみん)の精神(せいしん)」を忘(わす)れることなく業務(ぎょうむ)に邁進(まいしん)していただければ、粟国村の明(あか)るい未来(みらい)、いつまでも住(す)みたい粟国村の実現(じつげん)は十分(じゅうぶん)期待(きたい)できると確信(かくしん)しています。ぜひ、村民の皆様、彼(かれ)らを温(あたた)かい目で見守(みまも)ってください。褒(ほ)めて伸(の)ばしてください。よろしくお願(ねが)いいたします。
結(むす)びに、4年間私に村政を任(まか)せてくださいました村民の皆様の、温情(おんじょう)とご厚意(こうい)に心から感謝(かんしゃ)申(もう)し上(あ)げます。皆様のご健勝(けんしょう)とご活躍(かつやく)を祈念(きねん)申し上げ、私の皆様への最後(さいご)のお便(たよ)りとします。
ありがとうございました。
2024.6.13寄稿