■はいたい。「なぽんちゃん」です。
毎日暑い日が続いていますね。暑い季節には怖い話が定番ですが、今月は怖いはずの妖怪をユニークな形でとりあつかった2冊を紹介します!
『江戸のUMA談 未確認生物の世界』
にほんの歴史★楽会/著
静山社/発行
江戸時代の随筆集や奇談集、瓦版に描かれた怪しい生き物や不思議な出来事の目撃談を、わかりやすく現代語に翻訳し、怖いながらもどこか愛嬌が感じられる挿絵をふんだんに添えて紹介しています。河童や天狗、雪女といえば「妖怪」で、実在しない空想上の存在だと考えていると思います。その妖怪たちをUMA(ユーマ)すなわち「未確認生物」の一種として読み解いていて、他の妖怪関連の本とは少し違った趣のある1冊になっていますよ。
『もののけdiary』
京極 夏彦/文
石黒 亜矢子/絵
岩崎書店/発行
どうしても怖がらせたい魔王vs.まったく気にしない少年の、30日間の不気味でヘンテコな交流録。江戸中期に誕生し数多くリメイクされてきた、「稲生物怪録(いのうもののけろく)」が京極夏彦×石黒亜矢子で絵本になりました。夏といえば怪談話!1日1話、お子さんと一緒に読んでみてはいかがですか?
問合せ:若狭図書館
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