■「規則正しい生活」とは
前回、ことばの発達について「伝えたい気持ち」を育てることの大切さをお伝えしましたが、ことばの発達にとって大切なことは、他にもたくさんあります。
ことばの基礎となる力について、「ことばのビル」という考え方があります。土台から順番にビルを建てていくように、基礎となる力が積み重なっていくことで、ことばが話せるようになるということです。
今回は、一番下の土台となる、「規則正しい生活」についてお伝えします。
「寝る子は育つ」と言われるように、子どもの成長にとって、十分な睡眠が大切なことは、昔からよく言われていることです。21時までに部屋を暗くして寝かせることで、体の発育・発達、脳の成長が進みます。また、朝、太陽の光を浴びて目覚めることによって、脳の働きがよくなり、体内時計がリセットされ、生活リズムが整ってきます。食事の時間を決めることも規則正しい生活には不可欠です。
生活リズムが整うと、日中の活動へのやる気が高まり、精神的にも落ちついて、いろんなことを身につけやすくなります。子どもだけではなく、大人にも言えることなので、大人も子どもと一緒に寝て、朝早めに起きるようにするのもひとつの方法ですね。
ことばの発達は、子どもの成長の中の一側面です。話し方や言える言葉の数にとらわれず、子どもの心や体を育てることを心がけることが大切です。
参考:「健診とことばの相談」中川信子著/ぶどう社
「妊婦とお腹の赤ちゃん・子育て応援宣言のまち」愛荘町
問合せ:健康推進課子育て世代包括支援センター
【電話】0749-42-7661
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