全国的に人口減少や少子高齢化が進行する中、本市においても若者層の人口流出が顕著になっています。この状況を改善するため、定住移住施策によるUIJターンの促進と定住化に取り組んでいます。
今回は、本市の定住移住施策の紹介および故郷「東近江市」にUターン移住された事例を紹介します。
(写真左から)柳本悠花さん、彩花さん(宮荘町)
■住みたくなるまちを目指して
本市では、移住相談員による対面やオンラインでの移住相談に対応しているほか、移住希望者と一緒に市内を回り、本市の魅力を知ってもらうオーダーメイドの移住体験ツアーや、農業に関心のある人向けの農業体験プログラムなど、移住に必要なさまざまな情報を提供しています。また、東京や大阪の都市部で開催される移住フェアへの出展やセミナーも実施しています。
移住先を検討する中で、就労や住居をはじめ、子育て環境や福祉、医療の充実が重要なポイントになります。その一つとして、10ページ下段に記載の『定住移住のための住まいを応援』があります。
このようなさまざまな情報や本市での取組を発信し、地域の団体などと連携しながら、引き続き定住移住の促進に取り組んでいきます。
▽Uターン移住
生まれ育った故郷から進学や就職を機に別の地域へ移り住み、その後生まれ育った故郷に戻ること。
▽Iターン移住
生まれ育った故郷から、どこか別の場所へ移り住むこと。
▽Jターン移住
生まれ育った故郷から、別の地域へ移り住み、その後故郷近くの地域へ戻ること。
■おかえりなさい。あたたかなまちへ
二人へのインタビュー
▽東近江市にUターン移住したきっかけは?
東近江市で育ち、高校卒業後は県外の製菓学校に進み、その後、滋賀県内のホテルでパティシエとして姉妹別々に働いていました。ある日、現在の店舗の土地が売りに出ていることを知り、「姉妹で同じパティシエをしているのだから、一緒にしたらもっと楽しくなるのでは」と思い、東近江市へのUターン移住を決意しました。以前から「自分たちが育ったまちを盛り上げたい」と思っていたことも、この地に戻る理由の一つになりました。
▽二人が感じた東近江市の魅力は?
東近江市にはケーキ作りに欠かせないおいしい果物がたくさんあり、そこが魅力の一つです。また、オープンして1年余りが経ちましたが、常連のお客様や近所の人だけでなく、出店を知った同級生や学生時代の先生が買いに来てくれることもあります。東近江市で店をオープンしたことがきっかけで久しぶりに出会うことができてうれしいですし、東近江市だからこそ「おかえり」という周りからの温かい気持ちを感じることができると思っています。
今回インタビューした彩花さんや悠花さんのようなUターン移住以外にもさまざまな形で本市に移住した人がいます。移住者のインタビューや移住に関する情報は、市ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。また、家族や知り合いで、本市へ移住を検討されている人がおられる場合は、気軽に企画課へ相談してください。
問合せ:企画課
【IP電話】050-5801-5610【FAX】0748-24-1457
■東近江市での出会いをサポート
本市では、定住移住に係る施策の一つとして、結婚支援担当者(サポーター)と連携し、「将来結婚をしたいけど、どうやって婚活を始めたらいいか分からない」などといった、結婚に関する悩みを持つ人をサポートし出会いの場を提供しています。
市内外在住を問わず登録できますので、結婚に向けて前向きに動き出したいと考えている人は、気軽に相談してください。
詳しくは、市ホームページを確認してください。
■結婚希望者 休日相談会
月1回市内各地で休日相談会を開催しています(事前予約要)。詳しくは、市ホームページを確認してください。
7月14日(日)9:30~11:30
能登川コミュニティセンター
問合せ:結婚サポート連絡会(事務局…企画課)
【IP電話】050-5801-5610【FAX】0748-24-1457
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