■〔ハッピーエイジング〕活動量が減る冬にこそ!「キバラル8」でフレイル予防
高齢者が介護を必要とする原因は、衰弱や認知症、関節疾患、骨折・転倒など、生活機能の低下によるものが多くなっています。体を動かさなかったり、栄養が不足したりすると筋力が低下し、転倒しやすくなります。また、転倒が原因で骨折すると、そのまま寝たきりの状態になる危険性が高まります。
加齢により、心身の機能が低下して、「健康」から「要介護」に移行する中間の段階をフレイル(虚弱)といいますが、早めに対処すれば健康な状態に戻ることができます。
たとえ今、介護や支援を必要としている人でも、フレイル予防を行うことで、元気を取り戻したり、それ以上状態を悪化させることを防ぐことができるのです。
令和元年に竜王町が実施した高齢者保健福祉計画調査では、高齢者の約50%が膝や腰の痛みで外出できないと回答されました。そこで、町では地域ぐるみで介護予防・健康づくりを行うため、「80歳になっても元気で歩けて〟ようきばらる〝」を目指した、現役続行プロジェクト「キバラル8(エイト)」を進めています。
キバラル8では「よい姿勢」、「心地よく動けるからだづくり」をテーマに、理学療法士・言語聴覚士の協力を得ながら、「足腰の痛み予防」に効果的な取り組みを地域へ啓発し、実践いただいています。
フレイルは、筋力の低下や口腔機能の衰え、低栄養などの「身体的要因」に加え、認知機能の低下やうつ症状などの「精神・心理的要因」、社会とのつながりが希薄になる「社会的要因」の3つの要素から構成されており、様々な要因からフレイルにつながります。
◆ここが重要!!
早めに対策を行い、生活習慣を改善することで予防や回復が期待できます!
◆フレイル予防のための4つのポイント
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