■西の湖のヨシと自然のオーケストラ
山田恵美リポーター
現存する琵琶湖の内湖として一番大きい西の湖。ここはラムサール条約登録湿地で、サイクリングや水郷めぐりができます。そんな西の湖の夕日を見に、出掛けてみました。沈みかけの夕日と月、ヨシと湖面のきらきらとした光のコントラストがとても美しく、空の色の移ろいが幻想的でした。歩きながら聞こえるのは、鳥の羽ばたきや虫の音。重なり合い、広がり響き、まるで自然のオーケストラでした。西の湖でのひとときに心までいっぱいになりました。
■懐かしくも新しい夏祭り AZUCHI summer FESTIVAL
馬場利男リポーター
今年で7回目の開催となるあづちサマーフェスティバルが、8月11日に安土小学校で開催されました。
今年のテーマは「Let’s 盆DANCE!!」。校庭内にはディスクゴルフや射的などの子ども縁日にキッチンカーや屋台が並び、多くの親子でにぎわっていました。ステージでは、安土老蘇まち協バンドやあづち信長出陣太鼓、チア、フラダンスなどが音楽や踊りを披露し喝采を浴びていました。またミニサッカー場が設けられ、レイラック滋賀FCの選手と子どもたちが一緒に練習したり記念撮影をしたりして楽しい時間を過ごしていました。
辺りが暗くなり盆踊りが始まると、スターダスト河内による万博音頭が、独特の踊りで会場を盛り上げました。そのまま安土詩好会による江州音頭が始まり、参加者は一斉に踊りだし大盛り上がりでした。
■風が運ぶ夏の思い出
東知樹リポーター
8月16日に日牟禮(ひむれ)八幡宮で萬燈祭が行われました。境内には、盆踊りを楽しむたくさんの人の笑顔や、楽しそうな声であふれ、その周りには目を惹(ひ)くたくさんのちょうちんがつるされていました。少しだけ吹く風が揺らすちょうちんの姿は、とても美しく長時間見入ってしまいました。その風のおかげもあり、境内にいる間はとても涼しく、夏であることを忘れてしまうほど快適に過ごすことができました。
■湖に生きる人々の環境整備
松村美沙枝リポーター
「びわ湖環境保全活動組織」は、春から秋の時期にかけて月2回ほど琵琶湖の清掃活動を行っています。近年問題となっている繁殖しすぎた外来の水草や藻は、放っておくと湖底に酸素を届きにくくし、主に在来生物に悪影響が出るそうです。いつの間にか種が漂流し、増殖して湖面や湖底を埋め尽くしている植物もあります。組織は年々高齢化が進んでおり、水を含んだ水草を取り出す作業は楽には進まないそうですが、生態系や環境を守るために、汗をかき頑張ってくださっているみなさんに感謝です。
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