森林学習や体験活動、植樹、駅前の花壇の手入れなどを行っている「緑の少年団」。自然体験や地域の人との交流を通じて、「緑を守ること」の大切さを学んでいます。今回は、昨年で30周年を迎えた「緑の少年団」のあゆみを紹介します。
◆緑の少年団とは?
緑の少年団は、昭和35年に「国土緑化推進委員会(現在の(公社)国土緑化推進機構)」が、グリーン・スカウトの名称で少年団をつくるよう呼びかけたのが始まりです。
緑の少年団は、「緑を愛し守り育て、愛する心を育む」ことを目的に、学習会や体験活動のほか、いろいろな活動を行っています。
・団員数は、全国で30万人以上!!
◆私たちを紹介します
誕生日…平成4(1992)年4月26日
▽きっかけ
宅地化が進み、緑が少なくなっていることから、緑を守ろうと近江八幡ロータリークラブの協力で設立された近江八幡市緑の少年団。市内の各小学校から合わせて45人が入団しました。
設立日には、児童公園に桜の苗木を植樹し、緑の募金活動から始めました。
▽今していること
学習活動や体験活動、近江八幡駅南口花壇の管理など、地元の人の協力を得ながら、さまざまな緑化活動を行っています。現在の団員数は12人で、小学生から中学生までが活動中です。
※親子での参加も可能です。
◆~自然と触れ合う3つの活動~
◇ボランティア活動
花壇の手入れ、植樹、緑の募金活動や、緑化フェアなどのイベントへの参加など
◇レクリエーション活動
カヌー体験などの楽しい活動を通じて、協調と団結、自主性を高めています。
◇学習活動
森での学習、植物や野鳥の観察会、シイタケ栽培などの森づくり体験など
◆[毎月]花壇の手入れ(ちょボラ)をしています
◇ちょボラとは?
「ちょっとしたボランティア」の略称で、私たちにできるボランティア活動は何かを考え、「花壇の手入れ」を毎月行っています。
日時:第2土曜日午前9時~10時ごろ
場所:近江八幡駅南口花壇
◆少年団のあゆみ
~たくさんの人に支えられています~
・1992年 近江八幡市緑の少年団設立
・1994年~ スズムシの放虫開始(2018年まで)
・1999年~ フナの稚魚放流開始
協力:沖島漁業協同組合、近江八幡漁業協同組合
・2004年~ カヌー体験開始
協力:ポレポレ25
・2005年~ タケノコ掘り開始
協力:八幡山の景観を良くする会
・2015年~ 西の湖ヨシ灯り展へ出品開始
協力:安土まちづくり協議会
・2017年 近江八幡駅南口花壇にモニュメント設置
近江八幡ロータリークラブから寄贈
・2023年 結成30周年記念活動報告と展示会
◆~私たちがおすすめする~自然ふれあい体験を紹介します
・野鳥観察
・植樹活動
・竹や木を使った工作
・ヨシ灯りづくり
・緑の募金
・花壇の手入れ・植え替え(ちょボラ)
・タケノコ掘り
・カヌー体験
・稚魚の放流
※緑と水の関わりが深いため、水環境活動にも取り組んでいます。
◆30周年を記念して
活動をまとめた団員手作りポスターの展示と、工作体験を行いました!
▽団長の川橋袖子(しゅうこ)さんから
初代団長(故木村隆司さん)を中心に、指導者や市の児童代表メンバーが集まり、現在の自主参加に移行しています。
私は設立当初から所属していますが、30年も続けるとは思っていませんでした。子どもたちはもちろん、指導員、保護者の協力がなければ続けられなかったと思います。これからも頑張っていきます。
◆団員・指導員を募集しています!!
活動期間:毎年4月から翌年3月までの1年間
年会費:1,200円(保険料含みます)
詳しくは農業振興課までお問い合わせください。
3月までには、4つの活動を予定しています♪
・ヨシ刈り
・活動交流会
・植樹
・ちょボラ
申込み・問合せ:農業振興課
【電話】36-5514【FAX】46-5320【ホームページID番号】20410
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