■センダンプロジェクトとは
荒廃農地に早生樹センダンを植林することで、地域保全に役立てようという取組みです。センダンは管理が比較的容易で、成長が早く、いったん成長すると日光をさえぎって下生えの藪化を防ぎます。これによって地域の景観を維持するとともに、害獣を遠ざける効能があります。また、スギやヒノキの3分の1の期間で伐採でき、木目が美しく強度があることから、木材としても需要が高まりつつあり、収益化も期待されています。
県天草広域本部では、平成29年度から研究やモデル造林に取り組んでおり、今年度も植林や育成管理のサポートを行っています。
地域保全に取り組みたい地域の皆さま、所有・管理している遊休農地の維持管理にお悩みの方は、センダンプロジェクトに参加しませんか。
▽参加メリット
・イノシシ等の住処になる藪をなくすことで獣害を減らせる
・維持が比較的容易、作業時期が短い
(植林後2年間は簡単な芽かき作業、3年目以降は草刈り
・つる植物の除去など)
・20年後には木材として商品化も可能
(育成者が自由に販売)
▽こんな方におすすめ
・地域に共有林を設けたい
・地域の住民で荒廃防止に取り組みたい
・農業をやめ、定期的な除草を行っているだけの農地が200平方メートル~500平方メートル程度ある
*複数筆や、参加者数名の合算で可
*水はけがよい、農振農用地区域外の農地
・センダンの商材化に興味がある
■育成イメージ
※本紙13ページをご覧ください。
※県広域本部によるさらに詳しい説明が受けられますので、興味がある方は下記農業委員会までお問い合わせください。
■プロジェクト参加には条件があります
山林に転用できる農振農用地区域外の農地であることが必須です。
日照条件や水はけ、道路の整備状況などで、県が不適当と判断する場合もあります。ご了承ください。
問い合わせ先:農業委員会事務局
【電話】0964-26-5530
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