■より住みよいまちを目指して
・住みよさランキング2024
東洋経済新報社が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」が発表され、本市が初めて総合1位に輝きました。昨年度は総合9位。
同ランキングは安心度、利便度、快適度、富裕度の4つの観点から20のデータを使って算出。同社によると、本市は人吉温泉や球磨川くだりができる自然豊かな観光資源があり、人口規模に対して飲食店が多いと紹介されています。市では、これからも市民の皆さんにより住みやすさを実感してもらえるようまちづくりを進めていきます。
■境内にすてきな歌声響く
・災害復興応援コンサートと復活夜市
青井阿蘇神社を中心に人吉のにぎわいづくりに取り組む一般社団法人青井の杜(もり)外苑街づくり協会は、7月14日に青井阿蘇神社で「災害復興応援コンサートと復活夜市」を開催しました。
夜市には人吉球磨の飲食店などの出店が並び、コンサートでは人吉よさこい銀ぎんしょうかい翔会や人吉ひょっとこ笑福会(しょうふくかい)などが演舞で盛り上げ、最後に元H2Oのなかざわけんじさんが出演。名曲『想い出がいっぱい』や『笑えるように今は泣こう』など14曲を披露し、優しい歌声が境内に響き渡りました。
■土砂災害から命を守ろう!
・国土交通省出前講座
6月の土砂災害防止月間に伴い、国土交通省が6月24日に大畑小で、土砂災害から命を守る行動や流水型ダムの役割などを教える出前講座を開きました。同小の全校生徒56人が受講。
児童は、土砂災害の種類や発生するときの合図、災害から身を守る方法、ダムの役割などを模型を使って学習。講座後は、警戒レベル3高齢者等避難が発令されたと想定し避難訓練を行いました。6年生の大川琴葉さんは「家族とハザードマップを見て、避難場所や避難経路を確認したい」と話していました。
■古墳に眠る古代人に思いはせ
・第42回大村古墳まつり
古代人に扮した子どもたちが「古墳踊り」を披露する大村古墳まつりが、7月20日に城本町の大村横穴群で開催されました。大村横穴群は6~7世紀に造られた古墳で、国指定史跡。祭りは城本町内会などでつくる実行委員会が、古代人をしのび、地域の文化遺産を後世に伝えようと毎年開催しています。
先人たちを供養した後、子どもたちが音楽に合わせて厳かに舞う「古墳踊り」を披露。人吉西小6年の西村優也君は、「リズムに乗ってうまく踊れてよかった」と話していました。
■全線復旧に大きな一歩
・くま川鉄道管理機構設立
一部区間で運休が続くくま川鉄道は、鉄道事業者が運行を担い、自治体が線路や駅舎などの施設を維持管理する「上下分離方式」を導入し、令和7年度の全線復旧を目指しています。
全線復旧後に鉄道施設の維持管理を行う一般社団法人くま川鉄道管理機構の設立総会が6月25日に市役所で行われ、事業計画など各議案を承認。代表理事には終着駅がある球磨郡湯前町の長谷和人町長が選任されました。今後は、くま川鉄道からの鉄道施設の譲渡など上下分離方式の準備を進めていきます。
■一人前の船頭目指す
・球磨川くだり入社式
球磨川くだり株式会社は船頭不足を解消するため、本市と協働して地域おこし協力隊を募集し、神奈川県出身の坂東祥龍(ばんどうしょうりゅう)さんを採用しました。7月1日に同社の入社式が行われ、同社代表取締役の松岡市長は「五感を使って操船技術を習得してほしい」と激励。坂東さんは「お客さまに球磨川くだりの魅力を伝え、笑顔になってもらえるような接客をしたい」と決意を述べました。
坂東さんはこれから接客業務などを覚え、秋ごろから船頭の訓練を始める予定です。
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