感染症は(1)病原体(感染源)(2)感染経路(3)宿主の3つの要因が揃うことで感染します。感染対策においては、これらの要因のうち1つでも取り除くことが重要です。
感染対策の原則は、「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」です。
感染症を予防するには咳エチケット、手洗いなど普段からの感染症対策をし、1人1人が正しい知識をもって予防し、感染を広げないようにしましょう。
(1)病原体(感染源)
細菌・ウイルスをもつ物(汚染された環境や器材、食品など)や人など。
対策:日頃からの清掃・消毒・換気・手洗いなどを行い、病原体を排除しましょう。症状がある時は、早期の受診(検査)をしましょう。
(2)感染経路
細菌・ウイルスが宿主へ侵入する経路(接触感染・飛沫感染・空気感染)など
対策:病原体の付いた手で口や目、鼻などの粘膜を触らないようにしましょう。
症状があれば、マスクの装着、くしゃみや咳をする時はティッシュなどで口や鼻を覆い、痰やくしゃみなどが手に付着したら手を洗い病原体を拡げないようにしましよう。
※手で覆うと手が汚染され、その手が色々なところに触れることにより感染拡大の原因となります。
(3)宿主
対策:日頃よりバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠をとり免疫力を高めましょう。感染症の発症や重症になることを防止するため予防接種も効果的です。
■感染対策へのご協力をお願いします
◇手洗い
正しい手の洗い方
(手洗いの前に)
・爪は短く切っておきましょう
・時計や指輪は外しておきましょう
(1)流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
(2)手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手のひらをねじり洗いします。
(6)手首も忘れずに洗います。
石けんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。
▽手洗いの、5つのタイミング
・公共の場所から帰った時
・咳やくしゃみ、鼻をかんだ時
・ご飯を食べる時 前と後!
・病気の人のケアをした時
・外にあるものを触った時
◇咳エチケット
▽3つの咳(せき)エチケット
電車や職場、学校など人が集まるところでやろう
・マスクを着用する(口・鼻を覆う)
・マスクがない時…ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う
・とっさの時…袖で口・鼻を覆う
×何もせずに咳やくしゃみをする
×咳やくしゃみを手でおさえる
▽正しいマスクの着用
(1)鼻と口の両方を確実に覆う
(2)ゴムひもを耳にかける
(3)隙間がないように鼻まで覆う
問合せ:健康づくり課 母子保健係
【電話】27-4428
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