■前兆を感じたらすぐに受診を~心筋梗塞に注意~
心筋梗塞(しんきんこうそく)(Myocardial(マイオカーディアル)Infarction(インファークション)(MI(エムアイ))は発症したときの致死率が約40パーセントという、とても怖い病気です。入院治療を受けると良くなることが多いですが、心筋梗塞で死亡する人の多くが病院到着前に死亡しています。
心筋梗塞を患った人のうち、約半数の人には前兆がありました。前兆に気づき、適切な治療を受けることで予防することができます。
▽心筋梗塞とは
心臓を動かすために酸素・栄養を心筋に送る「冠動脈」が完全に詰まり、酸素・栄養が途絶えて心筋の細胞が壊れることで起こります。主に生活習慣病の重症化が原因で発症します。本町は生活習慣病の基礎疾患の受診率が国の平均より高い状況です。健康で、病院にかからなくて済むことが一番ですが、基礎疾患のある人は適切な治療を受けて重症化予防に努めましょう
▽基礎疾患受診率
※被保険者1000人当たりのレセプト件数
▽発症の前兆
・胸の痛みや圧迫感、締め付けられるような感じ
・胸やけ
・腕、肩、歯、あごの痛み
・異変が数分~10分程度で完全に消失する
・異変が繰り返し起こることが多い
※圧迫や体位、深呼吸で出現したり、一瞬~数秒で消失するときは前兆の可能性は低い
保健師 東和美
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