◆性的マイノリティに関する人権問題
これまで社会では、「異性を愛するのが普通だ」、「心と体の性別が異なるなどない、性別は男と女だけである」といった考えがありましたが、自分がどの性別であるかの性自認、どういった性別の人を好きになるかという性的指向、生物学的特徴に基づく性別、服装やしぐさ、言葉遣いや表現の仕方など、性のあり方はさまざまです。
しかし、性的マイノリティの人々は、日常生活のあらゆる場面で奇異な目で見られるなどの精神的な苦痛を受けたり、社会の無理解により、偏見や差別を受けたりすることがあります。
また、当事者が自らの性のあり方について違和感を持つ場合もあり、誰にも相談できずに悩み続け、家族や周囲の人々からの理解が得られなければ孤立してしまうことになります。偏見や差別をなくし、すべての人々が尊重され、自分らしく生活できる社会にしましょう。
市では、「熊本市パートナーシップ宣誓制度」の運用やセミナー等の開催により、多様な性のあり方についての理解の促進に取り組んでいます。
問い合わせ:人権政策課
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