■スマートフォン・タブレットの向こう側には…
令和5年12月18日、熊本市立帯山中学校教頭の田中慎一朗(たなかしんいちろう)先生に「スマホの向こう側~自分も友達も幸せになるインターネットの使い方」と題して、小学校4~6年生と中学生に講話をしていただきました。これを大人に当てはめると「自他ともに幸せになるインターネットの使い方」と言えるのではないでしょうか。
次の例で「自他ともに幸せになるインターネットの使い方ですか?」をチェックしてみましょう。
・他人を中傷する書き込み
・他人のプライバシーを無断で公開する
・差別を助長する情報や不確かな情報の流布
・詐欺や悪質商法に使う
・迷惑メールの送信やサイバー攻撃
・児童ポルノなどの違法情報の掲載、売買
・子どもに自分の裸体を撮影した画像をメールなどで送らせる(自画撮り被害)
どれも、自分の欲望や不満の解消、誤った正義感のはけ口として使った例です。これらの例を読んで嫌な気持ちになった人も多いのではないかと思います。インターネットは私たちの生活に欠かせないものになりつつあります。忘れてはいけないことは、「世界中とつながっている」ということです。一度、インターネット上に流された情報は、世界中のあらゆる場所やあらゆる人に広まる危険性があり、完全に削除することが困難であるため、長期にわたって深刻な人権侵害を引き起こす可能性があります。
情報を発信する前に、「もしも自分がこれを受け取ったら」、「もしも自分の家族が被害者になったら」と見直し、「自他ともに幸せになる内容である」ことを確認してから「送信」ボタンを押しましょう。
参考:人権研修テキスト(人権全般編)熊本県人権同和政策課
問い合わせ:教育委員会 社会教育係
【電話】32-1117
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