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自治体の皆さまへ

特集「災害に備える」2

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熊本県球磨村

◆自分たちの地区でできることは
4月16日に球磨村村民防災ブロック会議を行い、住民の皆さんが地区の現状や課題について共有し、「梅雨までに準備すべきことは何か」を考え、話し合いました。そこで、出された意見をまとめています。

○渡地域
・防災無線の取り扱い講習を計画する
・携行品の確認
・タイムラインを作成する
・避難場所への案内板の設置を検討する

○一勝地地域
・要支援者や幼児同伴の避難対策を検討する
・防災教育の実施
・土のうの準備
・ハザードマップの再確認

○中園川地域
・発電機の点検
・個人携行品の準備
・停電対策を万全にする
・地区の情報共有体制の構築

○三ヶ浦地域
・危険箇所の確認と共有
・要支援者名簿を作成する
・室内スピーカーの音量を大きくしておく
・避難路の排水溝を整備する

○神瀬地域
・連絡網の整備
・避難路の見回り
・隣近所へのこまめな声掛けを行う
・神瀬地区の広域的な防災組織の立ち上げ

◆自主防災組織
自主防災組織とは、球磨村自主防災活動支援事業実施要項に基づき、提出された地区防災計画と日頃の防災活動などを審査し、球磨村長が認定した組織です。現在、村内では22地区の自主防災組織が認定されています。

○自主防災組織の状況(6月1日現在、認定日順)

◆interview
○被災を生かし防災士に
防災士 淋俊二(そそぎしゅんじ)さん
令和5年4月に防災士の資格を取得した淋俊二さん。防災士とは、「自助」「共助」「協働」を基本理念とし、平常時は防災に対しての啓発活動などを行い、実際に災害が起きたときには、避難誘導や救助活動、避難所の運営などにあたる人のことをいいます。
「前から防災士の資格があることを知っていました。資格を取ろうと思ったきっかけは、令和2年7月豪雨で被災し、避難所での経験を生かし、被災者のサポートをしたいという気持ちが強くなったからです。受講してみて、消防や気候、避難所運営など、幅広い知識が必要で、今後も、勉強会などでもっと知識をつけ、いざという時に役に立てるようにしたいと思います」と淋さんは今後の抱負を含め話しました。防災士は、受講すれば誰でもなることができます。
ことし1月には能登半島沖を震源とする「能登半島地震」も発生しており、地震に対する備えも必要です。まずはご家族で、そして地域で災害に対する備えの共有を図りましょう。

◆自主防災組織の取り組み
○大瀬自主防災組織
これからの梅雨期に備え、地区内で大雨時に水が溢れることが予想される場所(2カ所)に防犯カメラを設置しました。地区住民は、LINEで状況を確認することができます。

○中津自主防災組織
全村民が避難について考える日にあわせ、5月11日に勉強会を行いました。中渡防災管理官を講師に迎え、令和2年7月豪雨災害の教訓を学びました。

◆情報収集をしましょう
気象情報などを確認し、必要に応じて安全な場所に避難をお願いします。

◆備えておきたい 防災グッズの一例
災害が起きる前に備えておきたいグッズ例をご紹介します

○食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例(3日分、人数分を用意)
・飲料水 9ℓ(1人1日3ℓが目安)
・非常食 お米(アルファ米など)、缶詰、ビスケット、チョコレート、乾パンなど
・カセットコンロ
・固形燃料
・毛布・寝袋・洗面用具など
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー
・マッチ、ろうそく
※飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要です。日頃から水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておくなどの備えをしておきましょう。

○非常用持ち出しバッグの内容の例(人数分を用意)
・飲料水
・食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証 など)
・携帯電話の充電器
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬 など)
・マスク
・ヘルメット
・軍手
・懐中電灯
・衣類(上着・下着)
・タオル
・携帯ラジオ、予備電池
・ウェットティッシュ
※乳児のいるご家庭は、ミルク・紙おむつ・ほ乳びんなども用意しておきましょう。

梅雨時期は、お米や缶詰、水など日頃より多めに買い置きをし、いざという時に備えましょう!

問い合わせ:総務課 防災係
【電話】32-1138

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