球磨村薬草生産部会では、あさぎり薬草合同会社と協力して薬草の産地化を目指し、ミシマサイコ(三島柴胡)をはじめとした薬草の栽培を行っています。
令和4年度より漢方薬の原料として「ブドウ山椒」の栽培を始めました。ブドウ山椒とは、ミカン科の低木で浅根植物のため西日のあたらない中山間地が栽培に適していると言われ、毎年7月から8月にかけて暗黄赤色から暗赤褐色になった実を収穫し、乾燥させたものが漢方薬の原料となります。
ブドウ山椒は、水はけが良く、土壌が柔らかい園地、風当たりの強くない土地が望ましいとされており、寒さには比較的強い植物ですが、一定の収穫量を得るまでに苗定植から3~4年かかります。また、初期の苗木は乾燥や病害虫による枯死や鳥獣害があるため、電柵等の設置による鳥獣害対策、生育管理が必要となります。
本部会では、ブドウ山椒の栽培者を募集します。栽培に興味のある人は、お問い合わせください。
問い合わせ:産業振興課 農業係
【電話】32-1115
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