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自治体の皆さまへ

特集 私たちにもできる!カーボンニュートラルへの挑戦!(2)

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熊本県荒尾市

■荒尾市もカーボンニュートラルに取り組んでいます!
◆まずは、荒尾市の現状を知ろう!

◇荒尾市の温室効果ガス排出量は減少傾向!
荒尾市では、基準年度(2013年度)以降、減少していて、2020年度には基準年度比で36.8%削減しています。

・荒尾市の温室効果ガス排出量の推移

◇家庭の排出量は照明・家電製品からが多い!
家庭では、日常生活の中でどうしてもCO2を排出してしまいますが、節電を心がけることやエコカーに乗り換えることで排出量を減らすことができます。
必要ない電気を消す、省エネ家電に買い換える、近くの移動は車を使わないなどでも減らせるかも!

・家庭からの二酸化炭素排出量(2019年度)
※温室効果ガスインベントリオフィス(国立環境研究所)のデータを基に作成

排出量は減少傾向にありますが、まだまだ改善の必要があります!

◆そこで!荒尾市では、2021年3月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました!
2015年に採択された「パリ協定」により、世界中がカーボンニュートラルに取り組んでいます。荒尾市でも、2021年3月にゼロカーボンシティを宣言し、2022年3月に「荒尾市地球温暖化対策実行計画」を策定。CO2の排出量を実質ゼロにする「脱炭素」の取り組みを進めています。

◇荒尾市の目標
・2030年度 温室効果ガス48%削減(2013年度比)
更なる高みとして50%減を目指します
↓ さらに
・2050年 CO2排出実質ゼロ カーボンニュートラル達成!

温室効果ガス排出量の将来予測と削減イメージ(基準年度…2013年度)

◆荒尾市地球温暖化対策実行計画 基本方針
◇脱炭素(省エネ)につながる行動の推進
効率的かつ効果的な省エネを推進するために、「脱炭素型ライフスタイル」への転換に取り組みます。

◇脱炭素社会を実現する環境の整備
次世代自動車の普及促進や地域公共交通の利用促進、温室効果ガスの吸収源となる緑地や干潟の保全に取り組みます。

◇再生可能エネルギーの地産地消
再生可能エネルギーと蓄電池の普及促進に取り組み、温室効果ガス排出量削減目標50%減の高みを目指します。

◇循環型社会の形成
ごみの焼却処理による温室効果ガス排出量を削減するため、ごみの減量化とあわせて資源のリサイクルに取り組みます。

◇荒尾市内での取り組みイメージ
・森林の保全、緑地や干潟の保全・創出を推進し、吸収源対策を行う
・環境にやさしい公共交通機関や自転車の利用を促進
・次世代自動車の普及・啓発やエコドライブなどを推進
・PPA事業や0円ソーラー(フリーソーラー)などの情報提供し、導入を促進
・建物や設備の省エネ化・省エネ行動を普及促進
・マイバッグやマイボトルを活用
・廃食油回収事業を拡大
・ごみの減量化と3R(リデュース・リユース・リサイクル)を進める
・太陽光発電システムの利用に努める
・輸送に係るエネルギー消費を抑えるため、地元で生産された農水産物の購入に努める
・緑のカーテンによる壁面緑化を推進し、夏の省エネを推進する
・プラスチックごみの分別回収の実施・ごみの適切な分別を促進
※詳細は本紙をご覧ください。

◆荒尾市の取り組み
荒尾市と三井物産(株)、(株)グローバルエンジニアリング、有明エナジー(株)との四者で連携協定を結び、地域エネルギーの有効活用などに取り組んでいます。

◇おもやいタクシーの運行
路線バスと一般タクシーを補完し、市民の交通利便性向上のためにAI(人工知能)を活用したオンデマンド乗合タクシーを運行しています。AIにより最適な配車を行い、一般タクシーよりも低額で利用できます。バス路線を維持しながら市内全域で運行する方式は、全国初の取り組みとなっています。

◇電力の地産地消
2017年に地域新電力「有明エナジー」が設立され、電力の地産地消を進めています。おもやいタクシーはEVで運行していて、市内の再エネ電源を有明エナジーが集めて電力を供給しています。住宅などで設置した太陽光発電設備の余剰電力の売電先を有明エナジーに変えることで電力の地産地消につながります。
※固定価格買取制度(住宅用10年間)が終了後の電気を高く(7円/kWh→9.5円/kWh)買い取り市内に供給しています。

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