■生徒4人がタイを訪問 現地の生徒と交流
本校生徒が所属する日本学校農業クラブ連盟(Future Farmers of Japan 以下:FFJ)では、アメリカや韓国、タイなどの友好団体と交流を行っています。今回は1月24日から7日間、タイを訪問しました。
本校からは畜産科学科の前田奏咲(まえだかなえ)さん(2年)、刀川栄伸(たちかわえいしん)さん(2年)、田中優羽(たなかゆは)さん(1年)、食品化学科の後藤新翔(ごとうあきと)さん(2年)と卒業生の辻(つじ)そらさんが参加しました。生徒からの報告を紹介します。
▽着物と紋付き袴に着替え会場へ
タイのFFT(Future Farmers of Thailand 以下:FFT)ではシリントーン王女が直々に、農業関係者や成績優秀者を表彰していました。私たちも着物と紋付き袴姿で王女をお迎えし、その様子は国営放送でテレビ放映されました。
FFTに参加していた生徒たちはみんな同じユニフォームを着ていて、一体感がありました。FFJもユニフォームがあったらかっこいいだろうなと思いました。
会場には生徒たちのレポートや作品が展示されていました。各ブースでは、昆虫食やタイ米で作るクッキーの研究、フラワーアレンジメントやアクアリウムを見ることができました。テーマに沿った興味深い内容の研究ばかりで、書かれているタイ語を翻訳しながらじっくりと展示会場を歩き回りました。
▽寺院を見学
タイの寺院は日本の寺院と比べるととても派手でした。建物も寺院も黄金で、同じ仏教でもタイと日本との違いが顕著で面白かったです。
▽日本食がブーム!?
タイの人は食事の時、フォークとスプーンを使っていました。箸も見かけましたが、フォークとスプーンが一般的のようでした。手食はもち米を食べるときくらいだそうです。
タイでは日本食がブームのようで、コンビニや屋台、モール内の飲食店でも日本食が多く見られました。
▽日本語学校の生徒と交流
日本語学校では、日本に働きに行く人に約3カ月、日本語を教えています。そこで交流会を行った際、日本語の勉強を始めて1週間の生徒が挨拶をしてくれました。緊張する中、頑張って日本語を伝えようとする姿に感銘を受けました。
▽研修を終えて
「おはようございます」「こんにちは」と整列し、頭を下げて挨拶をするといった日本では当たり前のことも海外では当たり前ではないと実感しました。研修で学んだ生活習慣や文化の違い、FFTの様子も生徒たちに伝えていきたいと思っています。
■2年生が東京・長野へ修学旅行!
1月16日から4日間、2年生が修学旅行で東京と長野を訪れました。
食品化学科2年の米沢帆夏(よねざわほのか)さんは「東京スカイツリーや東京駅では、熊本とは違う街並みに心が躍りました。長野では、蓼科東急ホテルに宿泊し、2日間にわたりスキー研修を行いました。初心者の私たちにも丁寧に教えていただき、楽しく滑ることができました。たくさんのことを経験することができ、楽しい思い出となりました」と話していました。
■卒業おめでとう!103人が新たな旅立ち
3月1日に卒業式を開催。たくさんのお祝いの言葉にみんな聞き入っていました。後輩手作りのコサージュを胸元に飾った卒業生は、大きな拍手に包まれながら会場を後にしました。
式後は各クラスで一人ずつ思いを話したり進路を伝えたりし、学科の先生も加わって賑やかな時間となりました。
問合せ:菊池農業高校
【電話】0968-38-2621
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