■国際コンテストで金賞
1月19日、国際食品コンテストで金賞を受賞した株式会社阿蘇クララファームの蔵原政和代表取締役が市長に受賞を報告しました。コンテストはDLG(ドイツ農業協会)が主催する世界最大級のもので、昨年10月に審査が行われました。
同社は低添加、無添加のハムやソーセージなど加工品を生産しており、「プレスハム」「ベーコン」「無添加ベーコン」の3品が金賞を初めて受賞しました。
■先進的な養豚に評価
公益社団法人大日本農会が農業上の功績があった人を表彰する農事功績者表彰で、緑白綬有功章を受けた大和建一さんと大和とよ子さんが市長に受章を報告しました。
2人は経営するやまとんファームで、特定の病気を持たないSPF豚を県内で先駆けて導入。専用農場や浄化設備を整備し、SPF認定農場となりました。直営店では豚肉の加工品も販売。さまざまな功績が認められ、受章となりました。
■草原守り35年
県内で社会奉仕や環境美化に取り組む人たちを熊日新聞社が表彰する熊日緑のリボン賞を「阿蘇の自然を愛護する会」が受賞しました。2月6日に会長の竹原憲朗さんと副会長の宿利タヅ子さんが市長へ受賞を報告しました。
阿蘇郡市の住民らでつくる同会は1988年発足。市内の草原の環境保全や希少植物の盗掘を防ぐためのパトロールなどを35年以上にわたり継続しています。
■絵本で学ぶ森のこと
2月9日、森林環境の重要性を伝える絵本「森のおくりもの」が小国町森林組合から市教育委員会へ贈られました。絵本は、同組合による森林環境教育の一環としてスウェーデン出身で小国町在住の絵本作家ワル・マックスさんが制作。市内の各小学校に1冊ずつ贈られるほか、一の宮・阿蘇両図書館で貸出もしています。
■宝くじ助成事業で移動図書館車を整備
(一財)自治総合センターは、宝くじの社会貢献広報事業として、宝くじの受託事業収入を財源に、共生の地域づくりをするコミュニティ助成事業を実施しています。
このコミュニティ助成事業を活用して、たくさんの本を載せて市内を巡回する移動図書館車が新しくなりました。4月からは新しい移動図書館車「あそ号」が市民の皆さまに本との出会いをお届けします。
■保育園で人権教室
1月23日、阿蘇大津人権擁護委員協議会が坂梨保育園で園児らを対象とした人権教室を初めて開催しました。友達の気持ちを考えられるようになることや、思いやりの心を育み、いじめを生まない環境をつくることを目的として協議会が計画しました。
学習会ではいじめをテーマとした動画が上映されたほか、委員による紙芝居の読み聞かせもありました。紙芝居は多様性をテーマとしたもので、園児らは集中したようすで話を聞いていました。
協議会の佐藤和夫会長は「他の園でも開催したい」と話しました。
■SDGsを伝えよう
2月4日、阿蘇草原保全活動センターで、市内の小中学生が身近な「持続可能な開発目標(SDGs)」について考えたことを発表するコンテストが開かれました。取材や発表にはICT(情報通信)技術を活用。工夫を凝らした手作りのスライドで示しながら来場者に伝えました。
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