■[人権(じんけん)]家庭の子育てを、学校・地域で支え、応援していきましょう
近年、少子化の進行や地域の子育て力の低下など、子どもを取り巻く環境が大きく変化する中、家庭においては、保護者による幼児・児童への虐待問題が深刻化しています。
その主な要因として、経済的な負担増や地域における人間関係の希薄化に伴う孤立感や育児不安、さらには育児ストレスの増大等があるといわれています。
また、学校においては、児童生徒間のいじめや不登校、中途退学等の問題が引き続き大きな社会問題となっており、外部の専門機関と連携した様々な取組がなされています。
熊本県においても、すべての子どもの健やかな成長を願い、2007年に「熊本県子ども輝き条例」を制定し、子どもの人権が守られる社会づくりや社会的に自立していくための取組を進めています。子育ては、家庭や学校にだけ任せるのではなく、子どもを取り巻く地域社会、事業者、行政その他県民、町民全体で支え、応援していくことが大切です。
一方、世界に目を向けると、一昨年発生したロシアによるウクライナ侵攻に加え、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との軍事衝突が起きています。未(いま)だ終わりの見えない戦いの中で、常に犠牲にさらされるのは、うまく意思表示できない多くの子どもたちです。
新たな年を迎え、今年こそは世界各地の争いごとが終結し、再び子どもたちに平穏な日常と笑顔が戻ることを切に願います。
2024(令和6)年が、町民の皆様、子どもたちにとって輝く一年でありますように。
問合せ:高森町教育委員会 地域人権教育指導員
【電話】0967-62-0227
◆子どもの人権相談について(熊本県弁護士会からのお知らせ)
この相談の利用方法が、令和5年12月より事前予約制となりました。詳細は次のとおりです。
実施日時:毎月第3土曜日 午後2時〜午後4時
相談方法:電話または面談
相談料:無料
利用方法:電話相談・面談相談ともに完全予約制
熊本県弁護士会へ、2日前までに電話で予約してください。《【電話】096-325-0913》
※電話相談の場合に使用する電話番号、面談相談の場合の場所については予約時にお知らせします。
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