令和6年能登半島地震から8カ月。災害による生活の変化は、私たちの体にどのような影響を与えるのでしょうか。
※1 余った悪玉コレステロールなどが血管の壁の中でかたまりとなったもの
※2 一般にエコノミークラス症候群と呼ばれます
震災後はさまざまなストレスにより「血圧が上がる」「血液が固まりやすくなる」という2つの変化が現れます。
数カ月で元に戻ることが多いですが、高齢者や慢性腎臓病、肥満、メタボリックシンドロームなどの人は、長期にわたって血圧が高くなり、大きな病気を引き起こしてしまうことがあります。
■予防のためにできることは?
▽減塩に気を付ける
震災後は体が塩をため込む性質(食塩感受性)に変わるため、血圧が上がりやすくなります。
減塩食品を使ったり、酸味・薬味・香辛料などを使ったりすると薄味でもおいしく食べられます。
また、緑黄色野菜・果物・海藻を食べることで、取り過ぎた塩分を尿で排泄することができます。
▽運動の維持と睡眠
日々の活動を維持することで血栓を予防しましょう。
脱水予防のため水分補給も忘れずに。
日中動いているのに眠れない日が続いているという人は、専門医や主治医に相談することをおすすめします。
▽健診を受診する
見えない血管の状態を予測できるのが「健診」です。
七尾市では七尾市国民健康保険(以下、七尾市国保)に加入している40~74歳の人に「特定健診」、20~39歳の七尾市国保の人は「若年健診」、75歳以上の人には「長寿健診」のご案内をしています。
▽今後の健診日程のご案内
注:会場名の田鶴浜地区コミュニティセンターは旧サンビーム日和ヶ丘、中島地区コミュニティセンターは旧中島町役場です。
市内医療機関の実施期間は11月30日(土)までです。集団健診会場の最終日は12月6日(金)です。集団健診会場ではがん検診も実施しています。がん検診は検診希望日の2週間前までに「令和6年度がん検診申込書(はがき)」でご予約ください。
各保険者ごとに特定健診の受診先が異なります。七尾市国保加入者、一部の七尾市国保以外の医療保険加入者の家族は、市が実施している集団健診会場で受診できます。詳しくは各医療保険者にご確認ください。
問合せ:健康推進課
【電話】53-3623
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