◆交通死亡事故ゼロ3千日達成
交通事故は普段生活する上で、誰にでも起こりうる身近な問題です。全国では毎年2千人以上の方が交通事故により亡くなっています。
川北町では、交通安全協会や警察官、地域住民など多くの方々の取り組みにより、令和6年4月3日をもって交通死亡事故ゼロ継続日数が3千日を達成しました。この記録は、県下最長となります。
しかし、交通事故は川北町でも毎年数件発生しています。事故にあわないために気をつけることを今一度考えてみましょう。
交通死亡事故ゼロの継続日数3000日の達成に対して感謝状が贈呈されました。
◇川北町交通安全協会長 川原充実さんに交通死亡事故ゼロ継続日数3千日達成について聞きました!
はじめに、これまで交通事故防止のために務めてくださった川北町交通安全協会役員の方々、各種団体の方々に感謝いたします。
川北町交通安全協会が行う交通安全教室や自転車教室などをはじめ、交通安全啓発運動や川北町で発生した交通事故の分析など、様々な取り組みが交通死亡事故ゼロ継続日数3千日達成の一助になったのではないかと考えています。
また、交通事故は人災のため未然に防ぐことができます。交通事故防止のため、川北町としての取り組みだけでなく、各地区、各家庭、そして一人一人の取り組みが大切だと考えています。私自身、自動車を運転する際に速度の1割減少や信号が青になってから1秒待って発進する事などを心掛けています。
今後は、カーブミラーなどの設置や修繕のほか、交通安全運動期間だけでなく、交通安全のぼり旗を川北町のイベントなどで掲げたり、中学生を対象とした安全な自転車利用の講習など、新たな取り組みを考えています。
交通死亡事故ゼロの更なる継続に向けて、町民の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
▽交通安全教室
幼児を対象とした交通安全教室を各保育所で行い、横断歩道の正しい渡り方やシートベルト着用の大切さを伝えています。
また、高齢者を対象とした交通安全教室も開催し、安全な道路の横断や、反射材の着用推進に努めています。
▽交通安全啓発運動
通勤・通学の時間帯に交通量の多い交差点で、交通安全協会の方や警察官が運転手の方に、スピードの出しすぎや運転中のスマートフォン利用の禁止を呼びかけました。
◇見直そう!自転車の交通ルール
近年、警察庁の発表によると、年間の交通事故全体の発生件数は減少傾向にある一方で、自転車事故の占める割合は増加傾向にあります。
また、自転車事故を起こした方のうち、半数以上の方が安全運転義務違反をはじめとした、信号無視や右側通行などの違反を犯していました。
川北町では、自転車教室を開催し、より多くの方に自転車の交通ルールを確認してもらうため、今回の記事を通じて安全運転を心掛け、交通事故の防止に努めましょう。
・交差点では信号、一時停止を守り安全確認
・車道の左側通行が原則、例外的に歩道を通行する際は歩行者優先
・ヘルメット着用努力義務
・夜間のライト点灯
・飲酒運転禁止
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