未来につなぐお人柄
◆「いしかわ百万石文化祭2023」期間中に開催したArt Project for SDGsの活動をご紹介!
◇海洋ゴミを使ったアート作品展示とワークショップを開催
根上海岸で拾った海洋ゴミを素材に、市内の中学生とアーティスト・淀川テクニックが夏休み期間に制作してきたゴミアート。11月8日から12日にかけて、根上総合文化会館で開かれた「いしかわ百万石文化祭2023(第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術祭・文化祭)」のイベントで、完成したアート作品がお披露目されました。
「再生」と題した作品(本紙表紙左の写真参照)では、海洋ゴミの色や形をそのまま生かして、白山や夜空を舞うトキ、水辺に咲くハマナスの花など、能美市の自然の風物を表現しました。会場ではこの作品とともに、制作過程に密着した金沢学院大学の学生によるドキュメンタリー映像や、同じくゴミを素材にした寺井高校美術部制作の作品も展示され、来場者はそれぞれの作品の前で足を止めて、アートが表現するゴミと自然環境の問題に思いを巡らせていました。
11日と12日には、淀川テクニックによる海洋ゴミを使ってオリジナル作品を作るワークショップ「ゴミジナル工作(R)」も開かれました。小学生やその保護者が参加して、用意された海洋ゴミの数々を組み合わせ、思い思いの作品をつくりました。ゴミが材料となって、動物や人形などに姿を変えていく様子を目にした保護者からは、「子どもの想像力ってすごいですね」と感心する声が聞かれ、ゴミも資源として再生を図っていくSDGsの考え方を楽しく学んだ場となりました。
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