令和6年度(2024年度)の金沢市予算が決まりました。5つの重点施策を掲げ、市政を推進していくとともに、能登半島地震からの復旧・復興に取り組みます。
■I 世界に誇る伝統と創造の文化が息づくまち
◇誰もが文化芸術に親しむことができる環境の充実
・市民や来街者がまちなかで文化芸術を気軽に体感できる仕組みを検討
・金沢21世紀美術館の開館20周年を記念し、特別展やコレクション展等を開催
・デジタル技術を活用した金沢ミュージアムプラスにより文化施設の所蔵品を公開
・内川及び戸室スポーツ広場の遊具エリアの再整備を実施
◇歴史と伝統に培われた文化の継承・発展
・金沢職人大学校修了生の培った伝統技術の活用に向けて、大学校の機能強化計画を策定
・歴史資産としての活用をめざし、高尾城跡の市史跡指定に向けた詳細調査を実施
◇まちの品格を高める新たな文化の創造
・旧菓子文化会館を活用した木の文化都市・金沢を象徴する建築物の整備に向けて、隣接する泉鏡花記念館のリニューアルを含め検討
・金沢駅東広場内の総合交通案内板やバス停柱の木質化を実施
・都市生態系再生モデル都市として金沢独自の歴史的庭園の保存活用を推進
◇世界の人々が憧れ滞在したくなる都市ブランド力の向上
・欧州に向けて金沢の豊かな食文化を発信し、食文化都市としてのブランド力を向上
・「KOGEI Art Gallery銀座の金沢」を開設(令和6年3月24日オープン)…首都圏において、金沢クラフトの魅力を発信する工芸アートギャラリーを運営
■II 多様な人々が共生し、心豊かに暮らせるまち
◇多様な主体の協働による元気で活力あふれる地域コミュニティの醸成
・町会行事等に学生団体を派遣し、地域と学生をつなぐ連携事業を本格実施
・公民館・児童館・消防団の施設整備における地元負担のあり方等について検討
◇誰もが安心して共に暮らせる地域社会の実現
・市民生活への影響に配慮し、基金の取崩しにより介護保険料及び国民健康保険料率を据置
・保育所等における医療的ケア児の受入れを5施設で本格実施(令和6年4月開始)
◇心身ともに健やかに暮らせる健康都市の推進
・健康ポイントアプリを導入し、誰もが気軽に健康づくりに取り組める環境を構築
・市立病院の再整備に向けて平和町公園を候補地とすることとし、基本計画の策定に着手
◇人と自然が共生する地球にやさしい生活環境の形成
・再生可能エネルギーで発電した電力を重要伝統的建造物群保存地区で利用するモデル事業に着手(東山、主計町)
・まちなかにおける環境配慮型モビリティとして、ふらっとバスに電動バスを導入
・製品プラスチック分別収集導入に向けた広報や説明会を実施(令和7年4月導入予定)
■III 共に学び、未来を創る人を育むまち
◇妊娠・出産から子どもの成長に合わせた切れ目のない支援
・子ども・子育て支援施策を総合的に推進するため、新たなかなざわ子育て夢プランを策定
・森本地区における新たな保育所の建設工事に着手(令和8年4月開所予定)
・南部地区における教育・福祉施設の再整備に向けた基本構想を策定
・妊産婦、子育て世帯、子どもを一体的に支援する「こども家庭センター」を運営
◇すべての子どもの可能性を引き出し生きる力を育む教育の実践
・児童生徒が新しい価値や最適解を見出す創造力を育む金沢型学校教育モデルを構築
・小中学校における「デジタル科」の新設に向けたカリキュラムを編成
・不登校の未然防止と対策強化…別室登校児童生徒の学習環境を確保するため、各小中学校に設置されている相談室等を校内教育支援センターに改称し、支援員を増員して派遣時間を拡充
・特別支援教育サポートセンターを開設(令和6年4月)…特別な配慮や支援を必要とする児童生徒のための支援ソフトを導入
・兼六小学校の新校舎(旧小将町中学校)への移転整備を本格化(令和7年8月完成予定)
・小学校の長寿命化を図るため、校舎等改良工事の実施設計に着手(四十万小、西小)
◇学都の強みを生かした次代の担い手育成
・未来へつなぐ金沢行動会議の活動実績を発表する市民向け活動報告会を開催
◇学びの文化の形成と情操教育の推進
・児童クラブにおいて芸術家等によるワークショップをモデル実施
・企業等からの素材を活用した芸術活動を体験できる子どもアート工房を通年開催
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