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【特集】厚木と相模人形芝居 歴史を思い つなぐ(2)

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神奈川県厚木市

■相模人形芝居
神奈川県に伝わる民俗芸能。義太夫節に合わせて人形を動かし物語を表現する。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定。

▽三人遣い
一体の人形を3人で操る方法。首(かしら)と右手を動かし、胴体を支える「主遣い」、左手を操る「左遣い」、足を動かす「足遣い」がある。

▽鉄砲ざし
肘を直角よりも広い角度に開き人形が前傾姿勢をとるようにする構え。高い舞台からでも人形の顔がよく見える。

▽義太夫節
物語を語る太夫と三味線で構成。登場人物の人柄や感情を声や音で演出する。

■厚木の民俗芸能
市内には相模人形芝居を含む6種類の民俗芸能が国や県・市指定の民俗文化財に認定されています。

▽相模のささら踊り
「ビンササラ」と呼ばれる竹の楽器を鳴らし、小太鼓に合わせて踊る。江戸時代中頃に始まり、愛甲・長谷ささら踊り盆唄保存会が継承。

▽相模里神楽(さとかぐら)
「古事記」や「日本書紀」などに描かれる神話を題材にお面を着けて披露する黙劇。相模里神楽垣澤社中が継承。

▽双盤念仏(そうばんねんぶつ)
太鼓と双盤(そうばん)というかねを打ち、「南無阿弥陀仏」を唱える念仏。法雲寺酒井双盤講の「お十夜」などで唱えている。

▽古式消防
火消しを担っていたとび職に伝わる「梯子(はしご)乗り」や「まとい振り」などの技。市内ではとび職を中心に市古式消防保存会が継承。

▽伊勢十二座太神楽(だいかぐら)獅子舞
神社を祭る式楽、舞楽(ぶがく)から生まれた舞。伊勢神宮の信仰を広めるために長持(ながもち)を二輪車に乗せて厚木周辺を巡っていた。

■郷土芸能学校相模人形芝居
長谷座と林座が人形の操作方法などを教えます。
日時:11月23日、12月14・21日、2025年1月11・25日、2月8日(全6回)
・林座…10~12時
・長谷座…13~15時
場所:あつぎ市民交流プラザ
対象:各回10人程度
費用:無料
申込み:電話またはファクス、Eメールに〒住所、氏名、電話番号、希望の座を書き、11月1日までに文化魅力創造課【電話】225-2509【FAX】223-0044【メール】8650@city.atsugi.kanagawa.jpへ。先着順。

■郷土芸能まつり
地域に伝わる郷土芸能の祭典を開催します。

▽郷土芸能発表会
日時:11月2日 13時30分~15時45分
出演:長谷・愛甲ささら踊り盆唄保存会、市古式消防・馬場太鼓保存会、相模里神楽垣澤社中、法雲寺酒井双盤講

▽相模人形芝居特別公演
日時:11月16日 13時30分~15時30分
出演:相模人形芝居長谷座・林座、あつぎひがし座

いずれも会場は厚木シティプラザ。定員80人。無料。
申込み:不要。先着順。

問合せ:文化魅力創造課
【電話】225-2509

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