かつては不治の病といわれていたがん。今では生涯のうち2人に1人が罹患する身近な病気になっています。がんは遺伝するといわれていましたが、実は遺伝によるがんの罹患率は5%程度で、喫煙、飲酒、食生活などの生活習慣が主な原因といわれています。しかし、健康に気を付けて生活していたとしても罹患リスクをなくすことはできません。町で実施している5つのがん検診では、早期に発見できれば5年相対生存率*は85%以上という結果が出ています。定期的にがん検診を受けて、自分の健康状態を把握しましょう。
*がんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標の1つ
■もう受診しましたか?6月と8月に検診封筒を発送しています
▽特定健診・高齢者健診対象者
6月上旬:40歳以上の国民健康保険加入者に発送しています
8月中旬:後期高齢者医療保険加入者に発送しています
▽社会保険等加入者
6月中旬:社会保険等上記以外のがん検診対象者に発送しています
▽簡単!受診ガイド
(スタート)受診券が入った封筒が届く
対象者全員に受診券を送付
↓
受診種目を確認する
受診希望種目に✓
・乳がん
・胃がん
・大腸がん
・肺がん
・子宮がん
↓
受診方法を選ぶ
・施設検診(医療機関)
・集団検診(健康管理センター)
↓
医療機関を選ぶ
※医療機関、予約先は同封の案内をご覧ください。
↓
電話で予約する
※集団検診の場合、電子申請、ファクスでも予約可。
↓
受診する
↓
検査結果をチェック(ゴール)
■10月はがん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間
がんは昭和56年以降日本の死因の第1位であり、人口の高齢化に伴い死亡者数の増加が今後見込まれています。厚生労働省の「第4期がん対策推進基本計画」では「がん検診受診率60%以上」を目標に掲げ、その達成に向けた取り組みを進めていますが、特に乳がん、子宮頸(けい)がんは諸外国と比較すると受診率が低い状況が続いています(本紙図)。このため、毎年10月を「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」と定め、この期間中にがん検診への関心を国民に深めてもらうとともに、官民一体となり、がん対策への取り組みの意識を高めるキャンペーンを行なっています。
▽女性のがん検診受診率(国別)
▽数字で知ろう「がん」
国立がんセンターがん情報サービスで、さまざまな最新のがん情報(統計や相談先など)が確認できます。
◎一生のうち、がんと診断される確率(令和元年)50%以上
男性:65.5%
女性:51.2%
◎部位別罹患者数の順位(令和元年)
1位:大腸がん
2位:肺がん
3位:胃がん
◎1年間にがんで死亡した人(令和4年)385,797人
男性:223,291人
女性:162,506人
◎がんで死亡する確率(令和4年)
男性生涯では:25.1%
女性生涯では:17.5%
◎部位別死亡者数の順位(令和4年)
1位:肺がん
2位:大腸がん
3位:胃がん
▽「がん」の原因となるもの
喫煙:肺がんだけでなく多くのがんに影響することがわかっています。吸っている人だけでなく周囲の人が副流煙を吸うことも影響します。
飲酒:食道がんや大腸がんなどを発症しやすく、また多量の飲酒は肝臓にも負担をかけ、肝細胞がんにも影響します。また、女性では乳がんのリスクも高めるといわれています。
■健康づくり課からのお知らせ【ページID】17297
▽がん患者ウィッグ購入費助成事業
町では、がん治療を受けている町民の就労や社会参加を応援するため、がん治療に伴う外見の悩みを軽減するために購入したウィッグ購入費の一部を助成し、日々の生活の質がよりよいものになるよう支援しています。
助成内容:ウィッグ購入費(装着時に皮膚を保護するネット代を含む)に10分の9を乗じた額(上限3万円)
申込方法:申請書に必要書類を添付の上、健康づくり課までご提出ください。
※詳しくは町ホームページ等をご確認ください。
■子育て支援課からのお知らせ【ページID】14627
▽HPVワクチン接種
子宮頸がん予防としてヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、小学6年生から高校1年生相当の女性を対象に定期接種があります。積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性には、令和7年3月31日までキャッチアップ接種を行なっています。
問合せ:子育て支援課
【電話】内線166 のびのびすくすく担当
問合せ:健康づくり課
【電話】74-1111(内線266)健康づくり担当
【ページID】2890
<この記事についてアンケートにご協力ください。>