~どうして始めたの?やりがいは?~
市内では多くの人や団体が、より良いまちを目指し、福祉・環境などさまざまな分野で市民活動を行っています。ここでは、その中でも新しく立ち上げた市民活動団体に話を聞きました。やりがいがいっぱいの市民活動。ぜひ、始めましょう!
◆身近なところから始め、小田原の宝を次世代へ
――活動内容を教えてください
北条氏が残した早川上水(小田原用水)を保全し、次世代につなぐための活動です。現在は、草刈りや清掃などの環境整備、上水や板橋地区の歴史を学ぶことから始めています。上水と共に育まれてきた板橋の文化も伝えていけるよう、また、子どもたちが上水で遊び・学ぶことができるよう、活動の幅を広げていきたいと考えています。夢は、水車の復活です。
――活動を始めたきっかけは
実家の裏に流れる上水は子どもの頃の遊び場でしたが、水量が激減したり、取水口が雑草やツタに覆われ放置されたりして、気になっていました。日本最古といわれ、北条の偉大な事績である上水は、お城の堀に流れる用水、単なる小川と思われ、市民の宝であることが忘れられつつあります。このままではもったいないと思い、仲間と活動を始めました。
――なぜ団体を立ち上げたのでしょうか
小田原に戻り5年、私も70代半ばです。今年は北条氏へ改称して500年の節目の年。「やるなら今!」と思い、昨年6月に幼なじみ、隣人、市民学校の仲間とこの会を立ち上げました。
――活動を続けるために
まずは仲間づくりでしょうか。皆で役割分担など協力し、目標に向けて課題をクリアしながら、楽しくやっていくようにしています。活動に出られないこともありますが、無理せず、気楽に、健康で。ぜひ気になったことに飛び込んでください。
小田原早川上水をつなぐ会 代表 植村文昭さん
〈個人・企業・団体会員募集中!〉
◆「誰かのため」だけでなく、自分たちが楽しめる活動を
――活動内容を教えてください
〈宇田川さん〉がんに関わった人をつなぐ場づくり、がんになった時に焦らないように事前に情報をお伝えする活動をしています。今は乳がん中心ですが、女性も男性も関係なくさまざまながんを対象にしていきたいですね。
――なぜ団体を立ち上げたのでしょう?
〈宇田川さん〉藤沢を拠点とするピンクリボン活動団体のメンバーを女性コミュニティの勉強会に講師としてお招きしたご縁で、「小田原でも活動を」とお声かけいただいたのがきっかけです。お子さんをがんで亡くし、自身も3度のがんを乗り越えた経験から、講演活動などをしていた当会代表の前川との出会いもありました。出会いが連鎖し、団体の発足につながりました。
〈前川さん〉個人での活動には限界があります。横に仲間がいることで心強く、人手も人脈も増えていきますから、力が何倍にもなるんですよ。
――やりがいは何ですか?
〈宇田川さん〉自分の経験が誰かの役に立てばとは思いますが、それも突き詰め過ぎると重荷になってしまいます。仲間と一緒に活動するのが楽しいとか、自分自身が楽しめるように活動することを大切にしています。
〈前川さん〉誰かのための活動を通して、私自身もいろいろなプレゼントをいただいているんです。これから活動を始める人には、ぜひ頑張ってほしいです!
ピンクリボンぷらすODAWARA女性のがんを考える会
代表 前川育(いく)さん/事務局長 宇田川(うだがわ)路代(みちよ)さん
〈男性の参加も大歓迎!〉
■市民活動応援補助金をリニューアルします!
〈12月上旬募集開始予定〉
詳しくは、市ホームページ、広報小田原12月号に掲載します。
《募集説明会》
日時:
(1)12月1日金曜日午後6時~7時
(2)12月3日日曜日午後2時~3時
場所:
(1)UMECO会議室7
(2)マロニエ202集会室
申込:各日、前日の正午までに、UMECOに電話またはメールで
《助成金活用講座》
日時:12月9日土曜日午後6時30分~8時
場所:UMECO会議室1~3
講師:手塚明美さん(一般社団法人 ソーシャルコーディネートかながわ代表理事)
申込:前日の正午までに、UMECOにファクスまたはホームページで
《まずはお気軽に!》
興味はあるけれど、何から始めたらいいのか分からない。そんなときは、UMECO(うめこ)に相談!経験豊富なスタッフがお手伝いします。
楽しい企画がいっぱいのUMECO祭りで、団体を探してみるのもお勧めです。詳しくは、おだわらいふ6ページをご覧ください。
おだわら市民交流センターUMECO
【電話】0465-24-6611
【FAX】0465-24-6633
【メール】odawara@umeco.info
問い合わせ:地域政策課
【電話】0465-33-1458
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